2006年12月04日
Good bye, "EBIS HAUS"

20代も中ごろになって、起こる出来事は日に日に大きくなっていった。いま一緒に仕事をしている仲間との出会いも、これからずっと一緒に過ごすことになる人との出会いも、この頃の話だ。家に帰れば誰かがリビングにいて、今日気づいたこと、最近の悩み、いろんなことを語り明かす。そして布団の中で顧みるアップデート。笑いも涙も、誇りも恥ずかしささえも、全部あの家に詰まっていた。

朝も夜も、不思議とシャワーのタイミングがかぶらない。キッチンと冷蔵庫は基本的に彼女たちのものだ。荷物持ちの僕は、残りの部屋をオフィスにしたり納戸を我が物顔で使っていた。日当たりの悪い僕の部屋は、外に出かけるためには都合がよかった。よく出歩いた。フリーになる前は、夜しか自由時間はなかったから、よく呑み歩いた。恵比寿駅前食堂に週4通ったときもあった。そして部屋に帰れば、バタンキュとすぐ眠くなった。

忙しい日々、余所行きなテンションの高い日々にあって、心から優しい彼女たちはお茶やビールをそっと出してくれた。そうこうしてそれぞれ大切なパートナーを見つけた。みんなのものがごちゃ混ぜに置かれたリビングで、6人の夜も珍しくなくなった。

最後の日。みんなの誕生日パーティもささやかな結婚パーティも、いろんな人が行き交った恵比寿ハウスは、内見したあの日のようにがらんどう。ちょっとだけ成長したみんなで写真を撮って、さらりと「またね」でバイバイ。池尻ハウスで、そしてまたどこかで、こんな感じでまた自然と集まっていくんだろう。

さよなら恵比寿ハウス。
今は、日当たりのよい家で。