今年の冬から来年の春にかけて、デザイナーズ家電が本格的に浸透しそうな気配。
日本発モダンなデザイナーズ家電のさきがけといえば、TOSHIBA製のatehacaシリーズだろうか。インテンショナリーズと、タイクーングラフィックスという、実績も話題性も十二分なクリエーターのコラボレーションによって誕生したおしゃれな家電は、セレクトショップに家電が置かれるという今までにない流通形態と相まって、市場に大きなインパクトを与えた。
ラインナップが増えたりとかその後の展開が全然ないなぁ、と思っていたら、このような記事を見つけた。これによると、atehacaを誕生させたのは現在27歳の熊本浩志という人物。「魅力的な家電を作る」という崇高な思いのもと、アテハカの製品化に奔走し、自ら流通網を開拓したのだが、既に東芝を辞めてしまっていたらしい。その彼が1年前上司だった人とともに設立したのが、株式会社リアルフリートで、今年の秋に前述のインテンショナリーズデザインの新ブランドamadanaを発表した会社だった。
アマダナは「美しい家電」をコンセプトに、まずは空気清浄機、マルチリモコンをラインナップしている。東芝という足枷が外れた分、熊谷氏の思い描く生活のスタイルを思いっきり反映させたすばらしい商品がリリースされるコトを期待。
また、同じタイミングで競合しそうなのがタカラの家電シリーズplusminus0。プロダクトデザイナー深澤直人氏のWITHOUT THOUGHT展で感銘を受けたタカラの社長が直々にオファーを出したもので、WITHOUT THOUGHTの「気づかないインタフェース」という概念を共通に備えた、タカラらしい遊び心のある家電が揃っている。ポスターなどのグラフィックは、ロッテキシリトールガムのデザインで有名な佐藤卓氏。
ただアテハカもアマダナもプラスマイナスゼロも、家電と言いつつ雑貨の延長のような印象は否めない。三種の神器と言われた洗濯機、冷蔵庫を代表する“白物家電”をデザインすることができれば、家電によって家事をドラスティックに変える、本当の家事革命が起こるんじゃないかかと思う。
そういう意味でも、深澤氏のプロデュースしたと言われる日立ホーム&ライフソリューションの洗濯機や冷蔵庫のアドバンスモデルが楽しみな今日この頃。
それにしても、加湿器や空気清浄機の需要は高いみたいだ。
そんなに乾燥していて、空気は汚れているのだろうか。。