今日はじめて知ったのがshinzo氏のblogのエントリーで見つけたCorporate Social Responsibilityというコトバ。日本語で「企業の社会的責任」。
何のコト?と思って調べたら下のような説明を見つけた。
CSRとは
欧州委員会(欧州政府)がEU諸国に向けて発表したグリーン・ペーパー“ Promoting a European framework for Corporate Social Responsibility ”(2001年7月)が発端の一となって、2004年を目指したISO(国際標準化機構)の基準作りに発展していることから日本でも関心を呼んでいる。
大局的には、グローバリズムの進展に伴う資本主義の危機に対して、足元を見直す動きの一ととらえることができる。利益と効率偏重の米国型経営が蔓延する社会は、人間社会にとって果たして何なのか。現実に、内外を問わずいわゆる「不祥事」が多発し、コンプライアンス(法令遵守=社会秩序を乱す行動や社会から非難される行動をしないこと)が叫ばれているが、コンプライアンスは必要条件であっても、十分条件ではない。これらを踏まえ、今後の企業はどう行動すべきかを考える骨太の指針がCSR(Corporate Social Responsibility、企業の社会的責任)と位置付けられている。
出展 http://www.josa.jp/csr/aboutcsr.html
より詳しくは→ CSR JAPAN.jp
昨今のアメリカ的なグローバリゼーションは経済を合理的にしたけれど、同時に労働搾取、地場産業の低迷など様々な社会問題が表面化し、生活者の間で企業への不信感はますます募ってきている。その不信感を打開する有効な手段として、CSRという考え方が登場したのだろうか。それだけじゃないだろうけど、欧州からの新たなムーブメントに日本の企業も影響されている構図がとても興味深い。さすがフレックス国家ニッポン。
要するに「うちの会社は社会的に、こんな素晴らしいコトやってるよ!だから誉めてね。」というCSRは、いずれ企業サイトの「IR」の隣に置かれるほどのトレンドになりそうな予感がする。何故なら「企業理念」の延長線上にある、企業の最も洗練された部分を伝えるのにうってつけのコンテンツだからだ。そこにあるCSRのメッセージは、一字一句目が通され、推敲され、間違いがないように編集されていなければならない。生活者にCSRを見る習慣が根付けば、企業と生活者の距離感は圧倒的に狭めることができる。それは即ち有効なブランディングになるのだ。そして言わずもがな、投資家にとって重要な投資の判断材料になるだろう。お金以上の社会的価値を生み出すフィロソフィーがそこにはあるはずだから。
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というわけで、今存在する超グローバル企業のコーポレートサイトにある、CSRコンテンツを見比べてた。
CSRという単語を使い、自社の社会責任を明確に宣言しているのがさすがのSONY。TOYOTA、松下、京セラは「社会貢献活動」、HONDAは「人間愛」を意味する「フィランソロピー」というコトバを使っている。目立ったのはそれくらいで「環境への取り組み」というコトバ、つまり切り口がエコだけというのも少なくない。当然社会問題は環境だけではないのだが。また、グローバリゼーションの代表格nikeの「レスポンシビリティ」のコンテンツも興味深い。ナオミ・クラインが告発したあの搾取は今、どうなってるのだろうか。以下URLを。
SONY
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/Environment/
イノベーションと健全な事業活動を通じて、企業価値の向上を追求することが、ソニーグループの企業としての社会に対する責任の基本をなすものです。ソニーグループは、その事業活動が、直接、間接を問わず、さまざまな形で社会に影響を与えており、そのため健全な事業活動を営むためには、株主、顧客、社員、調達先(サプライヤー)、ビジネスパートナー、地域社会、その他の機関を含むソニーグループのステークホルダーの関心に配慮して経営上の意思決定を行う必要があると認識しています。ソニーグループは、このことを踏まえて、事業を遂行するよう努力します。
nike
http://www.nike.jp/nikebiz/global/
HONDA
http://www.honda.co.jp/philanthropy/
TOYOTA
http://www.toyota.co.jp/jp/community_care/index.html
松下
http://matsushita.co.jp/ccd/index.html
京セラ
http://www.kyocera.co.jp/company/kouken.html
12.10 added
そんな企業の貢献活動のポータルサイトを発見。
「企業フィランソロピーの広場」
思ったのは、さまざまな大手企業が崇高な活動をしているようだけど、まだまだエンドユーザーにCSR的情報が届いてない気がする。企業としても売りの一つとして取り組んでいるはずなので、そういう意味でもCSRを編集し、サイトで効果的にリリースするニーズは高そうだ。
Posted by YOSH | TrackBack