[ アースデイMONDO〈問答〉 ]
● アースデイMONDO 開催趣旨
環境のこと、社会のこと、暮らしのこと、生きること。
何かが気になるあなたのために、あなたが行動するために。
月末の土曜日の昼下がり。
アースデイMONDOには、環境や社会のことについて、各地で実践に取り組んでいる人、世の中どこかが間違っていると感じている人、何かの役に立ちたいと思っている人、分かったようで分からないことがあって気になっている人、などなど、いろんな人が集まります。
すでに活動している人は、立ち位置を確認し次の方向を見出すために。
問題意識を感じている人は、問題の所在をより先鋭化させるために。
何かに貢献したいと思う人は、あなたができることを発見するために。
漠然としたギモンを感じている人には、そのもやもやに光が差すように。
アースデイMONDOは、知性を刺激し、行動へといざなう対話の場です。
● アースデイMONDO〈問答〉―― 二〇〇四年一月
「ゼロエミッションのための醗酵学入門」
date:2004年1月24日(土)14:00→18:00
place:SECOバー(渋谷区渋谷3丁目23、03-5778-4571)
※JR渋谷駅「新南口」から徒歩3分。東急東横線ガード下。
charge:ドリンク付き1000円(200r利用可)
10年前、東京・青山の国連大学で「ゼロエミッション」の概念を提唱し、スイスのZERI(Zero Emission Research Institute)の代表として世界各地でゼロエミッションのプロジェクトに携わるグンター・パウリ氏。彼曰く、ゼロエミッション実現の鍵は、世の中に存在する5つの生物界、すなわち、動物、植物、菌、キノコ、藻の5つの異なる生物界を巧みに組み合わせることだという。
ある生物界が発生させるゴミは同じ生物界にとってはゴミである。しかし、他の生物界の生物にとっては資源となる。その法則を生かせば、ゼロエミッションは可能となるというのだ。そして、2つの生物界を組み合わせれば可能性は高くなり、3つの生物界を組み合わせれば完璧だともいう。
そこで、アースデイMONDOでは、これら5つの生物界の中で、私たちに身近な動物、植物よりも、私たちには少し遠い存在だが動植物の生み出したゴミを資源とし、それらを分解し、再生させるというたいせつな役割を果たす「菌」「キノコ」「藻」という3つの生物界に着目する。これら3つの世界をもっと知ることは、ゼロエミッションへの展望を開く機会を与えてくれるだろう。
そこで、1月のアースデイMONDOは「菌・醗酵」がテーマだ。
ゲストは、茨城県の霞ヶ浦周辺の農家400軒をネットワークする「あゆみの会」代表の斎藤さん。斎藤さんは、食品廃棄物を回収し、堆肥化し、農産物に活用し、その農産物を首都圏を中心に供給する仕組みを作り出した。キャノンや富士写真フィルムなど都内の大規模な事業所から発生する100トン規模の食品残渣を処理できる技術の根幹には、斎藤さんが経験と独学で体得したという「醗酵学」の知識がいかんなく発揮されている。
醗酵額の専門家であり、食品廃棄物処理の実践者であり、有機農業のリーダーである斎藤さんの話を聞きながら、一般の私たちが参加できるゼロエミッションについて“作戦会議”をしよう。
▼ ゲストプロフィール
斉藤 公雄さん
有機栽培「あゆみの会」代表
有限会社アグリクリエイト 代表取締役
1953年、茨城県生まれ。1971年3月、千葉県立下総高等学校卒業。
畜産業、農機具メーカー、建設業等を経て、農業、土木学、入札、設計、有機肥料製造、微生物、醗酵学などを、現場経験を通じて学ぶ。91年4月、有機栽培あゆみの会を結成。95年4月に有限会社アグリクリエイトとして法人化。あゆみの会は、現在350名以上の生産グループとなっている。
また、96年3月 生命エネルギー微生物資材研究所を設立し、微生物処理技術の為の資材の研究と酵素造り及び酵素天然資材について実践的に研究。99年5月には、日本オーガニックエコロジーネットワークを立ち上げ、国内の有機農業者のコミュニティを主宰している。