2004年08月18日
白神山地と北東北の旅

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8/15、16と世界遺産白神山地へ計画。青森大学で自然について学ぶ親友の車で、7号線から能代で101号線へ左折。101号線は青春18キッパーにはおなじみの五能線と併走するドライブの気持ちいい海岸線を通る道。その途中に白神岳登山口がある。ローカルな五能線の駅はほとんど無人駅だ。白神の前に大小33の湖が絶好の散策スポットである十二湖へ。そこで早くも大人のブナを発見。




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十二湖を代表する「青池」は光の差こみ加減で、とても艶やかに色を変える幻想的な空間。透明な水面に川魚が泳ぐ。いまだ科学的に解明されていないという湖は、いつまでもその変化に見入ってしまう魅力がある。その後登山口まで車で登り、いざ、準備オッケー!



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白神が世界遺産たる所以は、世界最大規模の天然のブナの原生林がひろがっていること。ブナとは漢字で木偏に無い「?」と書く。杉などと比べ木材としての価値が無いためだそうだ。人間の生活の視点で見た漢字の成り立ちが興味深い。ブナのテクスチャーは、印象派の絵画のように淡く繊細で、時に大胆で、近づいても、遠めで眺めても、とても美しい。この日は途中から大雨。健脚者向けの二股コースを登ってみたが、本当にタフな道のり。川をロープでまたぎ、沢を駆け抜け、急勾配の坂を山頂までひたすら気力で上る。何度「ファイト~、一発!」と叫んだだろう。。何とか5時間掛けて頂に着いたときは、死ぬほどうれしかった。



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白神岳山頂の山小屋は、3階建てでとてもよくできている。トイレも上出来で、トトロの道のような穴めいた道を下る水場も近い。1階にいた方にバーナーを借り、インスタントコーヒーで乾杯。下では味わえない上質なおいしさ。カリン酒をちびっと呑みながら、疲れからか寝袋で朝まで爆睡。朝5時半起床し、友達とヨガでまったりな朝を迎える。リフレッシュして、いざ下山!帰りは比較的楽なマテ山コース。霧で核心地域は見えなくとも、森林限界から見えた雄大な北東北の景勝に、思わず息を飲み、笑みがこぼれた。



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二股コースは沢が見所だが、マテ山コースはまさにブナの原生林の中を歩く。ところどころに幾重の歴史を感じさせる、奇異な木々や巨木が茂っている。ブナの白みがかかった肌触りが優しく森を包んでいる。風が吹くと楓が揺らめく。人気の無い登山道で横に寝そべってみた。そんなことをしながら下山はあっという間、一路青森市を目指す。



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途中五所川原の『ラーメン街道』で和歌山ラーメンを。喜多方ラーメンが物凄い行列!青森市で父の職場を訪ね、友達の家と青森大学を巡り、200キロ先の秋田へ再び戻る。帰りは僕も緊張気味に運転する。左に津軽富士とも言われる岩木山が美しい。鯵ヶ沢を越えると、101号線は再び海沿いに。夕方に差し掛かり、車は夕陽に向かって走る。



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ドライブは快調、夕陽が沈み空が赤くなったころに、大岩に到着。海を渡り、波が削った黒光る岩を一段ずつ登る。岩上から望む日本海に、しばし時を忘れる。その後、温泉を浴び、愛ちゃん初勝利のニュースを見届け、夜の秋田へ車を飛ばす。街頭も無く、どっぷりと沈んだ夜空を見上げると、天の川が見える。岩崎村は日本で一番星が美しいと言われる。路肩に駐車し、ボンネットに横たわりながら、満天の星で極上のチルアウト。車もまばらで、聞こえるのは波の音だけ。友達は流れ星まで見たようだ。

その後は秋田までは高揚とした気分で、語り合う。この多感な友達にして、この僕あり。お互いの知ってること、体験したことが、複雑にでもまっすぐに昇華する。WPPDのときのドライブもそうだったけど、会話しながら問答し、新しい気付きがどんどん生まれてくるこの対話は、何よりも活力になる。

北東北は、知ってるようで何も知らなかった。
そこにはいやらしくない、洗練された自然の美がそのままあった。
感動って結構純粋なもので、僕は北東北に感動し、
ここが自分のルーツであることを誇りに感じた、そんな旅だった。

フッキー、本当にありがとう!

Posted by YOSH | TrackBack   


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