2004年09月12日
9/3 屋久島二日目 - 芙蓉寺参禅

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朝7:00起床、日記を書き終え、この旅の相棒となるレンタカー、三菱のTOPPOにエンジンをかける。相性抜群、安房から宮之浦、一湊まで、島を周回する国道を走る。気になったら脇道にそれて、一人旅の気ままなドライブ。脇道のその先に、思いを馳せてワクワクする。途中小雨が降るも、屋久島の雨は、何だか暖かく柔らかい。コンビニで、明日の登山に必要な水や食料を購入。

今日は友達が以前修行した禅寺、芙蓉寺へ参禅する予定。そのお寺がある白川に下見に行こうと、プリントアウトした行き方を頼りに、林道に迷い込む。不安になるくらいの山奥に、「渡来」と書かれた、その寺への入り口があった。近くで小さな工事が行われていたが、川の流れはとても清らかだ。




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有名なかぼちゃ屋で屋久島ラーメンを食べながら、港の近くの環境センターでコピーしてもらった資料を見る。奥岳と呼ばれる、島の中央にそびえる1800m級の山々と、地元の信仰についての記述が興味深い。また、環境センターには「屋久島自然情報」と銘うったホワイトボードがあり、それぞれが持ち寄った生の情報をマッピングしてゆくという、インタラクティブな地図まであった。




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宮之浦港は、台風16号の影響で、一階の壁が吹き飛ばされて、木で補修していた。係の人曰く、「こんなすごかったのは、生まれて初よ!」とのこと。今は天も晴れているが、これが嵐の後の静けさだと思うと、気まぐれな自然への脅威を感じる。島の到るところに、大きな爪あとが残っている。




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下見した一湊から再び細い道を登り、白川の美しい白川地区に入る。たまにすれ違う車の人に、「この道は屋久島で一番危険な道だから、気をつけな」と声をかけられる。後に知ったことだが、白川地区は島で唯一の、山あいの集落である。川をまたぎ、さらに獣道をあがったところにある芙蓉寺は、人が住む一番高い場所なのだ。子一時間ほど、屋久島らしからぬ晴れ間の下、誰もいない白川の渓流でまったりする。一人が十分寝られる岩が、ちょうどよく川の真ん中にあり、上半身裸で屋久島初のチルアウト。天気雨もやさしく降りそそぎ、屋久島の神髄に多少触れた気がする。この島は、深い。




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住職の名は道林さん。寺の名は、屋久島に咲く花と、経典の芙蓉道楷大和尚から。住職が15年かけて完成させた木造の趣きある母屋で、まずは本日の晩ご飯、ひやむぎを作る。ゆで汁を沸かすため、薪をナタで割り、薪ストーブに枯れ木を並べて火を起こす。つけ汁は、しいたけだしの利いた住職のお手製。食事の間の住職との禅問答に、どんどん意識が広がってゆくのがわかる。いよいよ座禅の時が近づき、にわかに緊張していた。

6時。さらに奥まったところに、立派な禅道場がそびえる。母屋のカオス的雰囲気のよさとは対極にある、洗練された禅的空間にしびれる。木のいい香りが残っている。

本格的な参禅は初めてなので、さまざまな作法を習いながら、いざ座禅。今日は約45分坐し、15分歩くのを三回繰り返す。一回目では呼吸を整え、2回目で姿勢を正す。3回目ですでにやや集中が途切れる。今日の座禅はこれにて終了。まだまだ修行が足りないことに、ややへこむ。おきて一畳、寝て半畳。坐した畳の上で今日はおやすみなさい。

Posted by YOSH | TrackBack   


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