2004年11月09日
ありのままを表現するレトリック
森羅万象のうち、じつは本名をもたないものの方がはるかに多く、辞書に載っている単語を辞書の意味どおりに使っただけでは、たかの知れた自分ひとりの気持ちを正直に記述することすら出来ない、というわかりきった事実を、私たちはいったい、どうして忘れたのだろう。本当は、人を言い負かすためだけでなく、言葉を飾るためでもなく、私たちの認識をできるだけありのままに表現するためにこそレトリックの技術が必要だったのに。
『レトリック感覚』佐藤信夫、P26、講談社学術文庫
→個性あふれる感受性の意外な表現としてのレトリックは、真摯な思いを伝える大切な言葉なのだろう。 Posted by YOSH | TrackBack   


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