
19日、函館では兄貴夫婦をのぞいて、兼松家が一家勢ぞろいする予定、函館にお昼ごろ待ち合わせようと、朝四時半の目覚まし、6:30札幌行きの予定で就寝。つけっぱなしのテレビを見やると、すでに5:55。案の定寝坊してパニック。「やば!」と立ち直り、ネットを立ち上げ、JALの7:45青森行きを検索。すると、奇跡的に2席残っていて、予約→決済して、用意していた荷物片手にドタバタと出発。空港へは7:15に到着。優先的に入れてもらって何とか青森へ出立。ちょうど秋田から電車で青森に着いていた両親と合流。寝坊を茶化されつつ、結果的に自分の体がここにあって、一緒にいけることになったし、最終的にはお金も払い戻せたので、幸運だった。
青森から青函トンネルを経て北海道へ。お昼にはカレーで有名な五島軒。ステンドグラスや彫刻など、明治時代の洋館の雰囲気そのままに待合室も絢爛で気分がよし。ただ、メインの料理は出来立てではないぬるさがちと残念。その後。末広町まで教会が立ち並ぶ景勝地区を散歩。途中で結婚式にも遭遇。
市電で揺られて湯の川温泉へ。今日のお泊りは「一の松」。玄関から畳がしかれ、中庭の趣を囲むような、粋なつくり。温泉は小さいながら、人も少なく気持ちよし。父親といろいろ話す。風呂をあがると、大雪山は糠平から来た姉夫婦と姪が到着していた。おいしい夕食を頂、ほろ酔いでぐうたら就寝。

20日、スローマップをつなごうと朝から自由行動。まずははこだて未来大学へ、タクシーで往復3000円の小旅行。はこだて山を望む裏夜景と称される山あいに建つ、ガラス張りの建物が近づいてくる。今日は休日なので、中の見学はできないが、平日は誰でも立ち入ることができ、プロジェクトや講義を自由に見学できるそうだ。本当にガラス張りで開放的でハプニングの起こりそうな構造、3on3コートや、一人一台と思われる広々とした駐車場など、多様で便利なファシリティもうらやましく、好天に生える緑色の芝生が、キーカラーである「ホワイト」の導線を浮き立たせていた。複雑系や情報デザインなどの先端分野をカバーし、県外からの受験者も多く倍率の高い人気大学だ。ローカリティのメリットを最大限に発揮し、スローな街を望むこの大学から、どんな新しいムーブメントがおきてくるのだろう。

タクシーで中心へ戻り、一日乗り放題券を駆使して、果ての函館どっく駅まで。弁天町は、レンガづくりの倉庫や造船工場が立ち並び函館の原風景を醸す界隈。漁火のランプが勢いよくつるされる港では、地元の人々が小さな魚を釣っている。それにしてもこの付近は廃墟風なレンガ造りの建物が多い、そして中に無断で入ってみると、駐車場になってはいるのだが、30台はとまれそうなだだっぴろいスペースに車一台だけ止めていたりする。また、「壁がはがれるので頭上注意!責任は取りません」など普通にかかれてたりする。リノベーションの自然な思いはこの寂しげな光景から浮かんでくるのだろう。
その後、緑の島へ。その通りこの島は、ウッドデッキに三方を囲まれた、緑の芝生の島。雲ひとつない空の下、子供たちが無邪気にキャッチボールをしたり、ご老人方が談笑したり、ホームレスが寝ていたりする。僕もその横で、横になって空を仰ぎチルアウトしてたらいつの間にか寝ていた。目覚めると不思議な現象に気づいた。雲が自分の頭上で消えていくのだ。雲ひとつない青空ではなく、緑の島の上で雲が消えていくのだ。意味がわからない興奮を胸に、家族とラーメン@マメちゃんを食べに。まぁまぁおいしい。
その後金森バカラ美術館で、至上のクリスタルに心躍る。想像の及ばない最高の仕事がそこにある。二回にはソットサスとのコラボレーションなど。お店の方とドラえもんの話をしながら、
コラボレーションと復刻というサイクルでプロデュースしているということを聞く。とにかく職人魂の結晶。すばらしい。ハセガワの焼き鳥を頂いたり、函館八幡宮に行ったり気ままにすごし、夕方から家族と合流、夕食居心地のよい和ダイニング「井井」でおいしく呑む。空いてきたロープウェーで、百万ドルの夜景に小学生以来の対面。変わらぬ感動をおぼえた。そのまま帰って就寝。
函館は、もの寂しさとハイカラさとが融合し、なんともいえない味わいのある街だ。スローマップの舞台としてちょうどいい大きさだし、僕の知らない生活感もたくさんあるだろうけど、チルアウトできる場所が、すぐそこにある感じ。さぁ、明日から札幌。
Posted by YOSH | TrackBack