
家族とホテルで朝食をとり、一人で函館駅へ、札幌にはお昼前に到着予定。4時間の長い行程の途中、苫小牧や東室蘭など、工業地域のイメージどおりの町並みを過ぎ、大都市札幌に到着。懐かしい友人がマイカーで駅まで迎えに来てくれた。今日は札幌をいろいろと回ってくれる予定。
6年ぶりの札幌は、でかさが印象的。グリッドで括られた街をドライブ、どこがどこだかわからないうちに、TDBにも参加したという、FURNITURE DESIGN AGRAに到着。古いビルをリノベーションしたすっきりとした店内は、元々フォトスタジオだったと言う構造を生かしたハイセンスな創り。店内のリラクシンでモコモコな暖かいプロダクトに心打たれ、PAKPAK PILLOWS を思わず購入。
その後、憧れのSOSO CAFEでお茶を。「何かイベントあるときにまたきてね」と親しみやすい雰囲気。モエレ沼でのイベントなど重要なフライヤーがたくさん、幻のarkitipもここで買える。ちなみにここもオレンジ色の味のあるビルをリノベしている。札幌のファッショナブルなスポットをはずさずに、お昼には、スープカレーを、笑。初めてのスープカレー、スープにご飯を入れるか、ご飯にスープをかけるか、みんながそれぞれのやり方があるみたい。僕はかける感じで頂く。それがまたうまい!カレーじゃない、別の料理。カレースパイスのスパイシーで辛いスープとご飯。

札幌の夕暮れは早い。3時を過ぎて日が傾き、ともに寒さを感じてくる。中心地から車で30分、いよいよモエレ沼公園につく頃には、西の果てにオレンジの空がまぶしかった。駐車場に止め、橋を渡り、目の前の不可思議な光景に息を呑む。緑豊かな芝生に、山頂までの白い道が一本。視界には頂で切り取られた空。登る角度によって、山らしい山の形が不気味にも、優しくも感じられる。無意識に駆け上り、見渡すと、パノラミックな札幌の遠景が広がる。スケール感を失ってしまったように、人気のない山の頂は、体の小ささをはたと感じさせ、イサムノグチの描いた体感する彫刻は、3Dゲームの主人公がフィールドをかけめぐるように、その場所にいて豊かな経験となる。

モエレ山を駆け下り、太古の遺跡を思わせるピラミッドの山肌へ。こちらも登りたくなる山なのだが、モエレ山とはアプローチが違う。登る苦労を乗り越えたくなるというか。友達のいい感じな疲れに合わせて、西の夕暮れを望みながら、清涼な空気を感じながらまったりと話し込んでチルアウト。「運気」は自分でコントロールできるよね~とか、そんな高揚とした話。山肌から降りると辺りはグレースケールのグラデーション。ガラスのピラミッドヒダマリは、この日は休みだった。
その後、CAI(コンテンポラリー・アート・インスティチュート)で現代アートに触れる。「自分のためにアートを買いたい - U50000」という、5万円以下で買えるアートを取り揃えたエキシビジョン。アートは買うもの、ギャラリーは買うところ、というパリのルイズ・ヴァイスで感じたゆるいアートとの関係を重ねる。帰ってきてから、友人にアートソムリエと言う言葉を教えてもらったが、日本におけるアートも、生活の一部として、主体的対象になりつつあるのだろうか。
その後、夜ご飯はあじとへ。公開秘密結社という古い民家風の素敵なバー。自転車タクシーやマイ箸専門店など、開放的な空間にいろいろなカルチャーがミックスされている、楽しくなるお店。そして最大のハイライトが、2階でやっているタロット占い。友達がものすごくはまっていて仲良しだったので、僕も占ってもらうことに。さて結果は??とんでもなかったです、笑。時間がたった今、冷静に振り返っても、多感な自分がおもしろいくなる。占いすらも、なるようになる。どう接するかは自分しだい。この日はユースホステルに宿泊、翌日久々に前飼っていた猫グリグリと再会。次第に打ち解けて、クシやらゴム紐やら、いろいろと遊んであげる。元気に愛されながら暮らしているようで懐かしい幸せ。新千歳まで送ってもらい、お土産を買って、午後の便で決意を胸に東京へ。
友人のおかげで、札幌も強烈だった。先の占い結果で弱気になったおかげで、健康診断に行く気にもなったし(異常なし!)、友達や尊敬する方々にも励まされるし、今年を締めくくりに必要な基盤を確認する契機になった。さぁ、今年もあと一月。今年を振り返り、来年の目標をそろそろ、と。
Posted by YOSH | TrackBack