2005年04月08日
トロンツ in ダ can 、そして錯乱のニューヨーク

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4月8日から16日までトロント~ニューヨーク、香港に続きデザインをめぐる旅はいよいよ本日の午後の便から。今回は好きなものがよく似てて、これからの勝負のフィールドも同じだろう CBC-netの栗田くんと2人旅。きっかけはトロントで行われるデザインカンファレンス Flash in the Can。普通なら$650のチケットがフリーパスでもらえるかも?どうしよ?っていうお誘いに、丁度その日のセミナーで「クリエイティブな旅」について熱く語らった手前、思いのほかスムーズに首を縦に振る。で、ついでにニューヨークも行きたいねってことで栗田くんがいろいろ面白いとこアテンドしてくれた。おそらく暇なし、かけづり回り、のべつまくなし、ものすごい達成感のもとに、帰ってくることでしょう。

街歩きをする時間がなく、申し訳ないほど何も調べてないトロント。WEBクリエーターなら垂唾もののバラエティに富むラインナップは、WEB界隈のちょっとその先を知るに十分だろう。主なスピーカーは、ビジュアライズの伝道師 Marcos Weskamp ( http://www.marumushi.com )、突き放し系のカリスマ Geoff (Oculart) Lillemon ( http://www.oculart.com )、ソーシャルクリエーターの香り漂う Kevin Airgid ( http://www.airgid.com )、脱意味の可能性を秘めた James Paterson ( http://www.presstube.com )、永遠なるヒーロー Bradley (Gmunk) Grosh ( http://www.gmunk.com )、そして偉大なクリエーターが勢ぞろう中で鳳を飾るのが Yugo Nakamura ( http://www.yugop.com ) 。

モロに衝撃を受けたサイトをつくった人たちとあいまみえるという恵まれた機会に思わず光悦。WE FAILとかgroup94とか So Fake とかがいないのが意外だけど、それでもすでにおなかいっぱい、食傷気味。ライブなリファレンスとして生ある言葉に素直に反応できたら、おそらく一歩先のビジョンに触れているのだろうな。アンテナの感度を困憊するほど最高にセットしとこ。そんな感じでデザイン・カーニバルはハードな3デイズ、この上ないお祭り感を揚々と愉しもう。

そして慌しくニューヨーク。雑多な文化が交じり合い、甚だしいスピードとスケールで、地区ごとに文化が刻々と変遷する稀代の大都市では様々な文脈が交錯し、自分なりの使命感を増幅させる。

まずは都市空間と建築、ミノル・ヤマサキが経世済民としての経済に平和の祈りをこめつつも、起こってしまったパラダイムシフトの強烈なビジュアライズとしての9/11、Ground Zero も着々と純粋な空白ではなくなりそうな前夜にいる。かつてはニューアムステルダム、レム・コールハースが『錯乱のニューヨーク』を詳らかにしてから30年、リサーチ・プロジェクトの集大成ともいうべき Prada NY を産み落とした激動のマンハッタニズムの今や。一方、コンサンプションに背くように加速する「R」の検証。Meat Packing District、D.U.M.B.O という新しい地域のアフォーダンスを感じられたら。

そしてグラフィティ。かつての Style Warrior たちの夢の跡としてのNYC。グラフィティは「マルチチュードの表現」として哲学の対象となり、ビジュアライズされた大衆の声は、確実に世界にリスペクトを持って発信されている。街に溶け込む WK INTERACT の残像に、おっかなびっくりできれば。

香港は相当文学的な旅だったし、自由時間もあったり深く見つめることができたけど、けど、こっちは「行動主義」の実践的ドキュメント、僕ら也のキャパ、ポイント・オヴ・ヴューで「移動性自分メディア」を我先にと突っ張り通す感じ。それは何よりも自分の糧になるだろう。ここのところ明らかに自分マネジメントにおける旅メソッドの意味合いが変容してきている。ニューヨークに行くのが普通の感覚って自分の中では新鮮な局面にいるわけで。。とにかく今回の旅は「遊び」なのか、「仕事」なのか、はっきり線引きをする必要はないけど、「仕事をつくる」ための旅には間違いない。まずは無事に帰ってこれますよう。

Posted by YOSH | TrackBack   


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