2005年04月28日
不生不滅不常不断不一不異不去不来 - 龍樹
この世においては、何ものも生ずることなく、何ものも滅することなく、何ものも常住することなく、何ものも断滅することなく、何ものも同一であることなく、何ものも別異であることなく、何ものも去ることなく、何ものも来ることがないという、即ち、そのような戯論の消滅という、めでたい縁起のことわりを説きたもうた仏を、もろもろの説法者のうちで最も勝れた人として、私は敬礼する。
黒崎宏『ウィトゲンシュタインから龍樹へ - 私説『中論』』、p17、哲学書房
→龍樹のブッダへの帰依の宣言から。戯論とは、形而上学的な議論であり、それを否定し、一切は意味的につながっている縁起の世界を、あるがまま受け止めようという龍樹。最初は「?」なんだけど、これが理解できそうなときの、「捉われのない視点」は甚だ気持ちよいもの。世界はいかに縁起に満ちていることか! Posted by YOSH | TrackBack   


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