2005年05月08日
2005/04/14 ニューヨーク 3日目 - Chelsea ~ Lower East Side ~ Bedford ~ Meat Packing District

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8:00起床、朝マックをしてアパートから歩いて Chelsea へ。W24stのギャラリー街には、GAGOSIAN GALLERYMARY BOONE GALLERYなど、倉庫を改造した天井が高いハイソなギャラリーが立ち並ぶ。それでも点々と自動車工場も紛れ込んだ多目的なストリートは、外は雑然と、中はホワイトの閉じられた異空間という大いなるアートの装置に加担していた。GAGOSIAN GALLERYでは、ダミアン・ハーストの「THE ELUSIVE TRUTH」展。「映りこみ」の美学とも言うべき、写真と見まごう圧倒的写実力はその被写体を現実から引き離し、「とらえどころのない真実」を浮かび上がらせていた、、なんて言ってみた。




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他にもSTELLAN HOLM GALLERYTILL GERHARDの「DAS WIR GEFUHL」展が目を引いた。美しく幻想的な世界をグラフィティのような手法で、優しくそして力強く彩られた絵画を前に、美術的な体験として呆然と立ちすくむしかなかった。扱う作家やテーマはもちろん、それぞれのギャラリーのオフィスのポリシー(例えば書類の整理の仕方など)も、エレガンスだったりフレンドリーだったり多様で飽きさせなかったが、W24やパリのルイズ・ヴァイスのような、ストリート単位でのアートシーンの盛り上がりは、ストリートが入り組んだり分断されている東京では、どうしても難しいのだろうか。




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Chelseaから東、スケッチブックを求めて世界堂のような文房具屋SAM FLAXまで足を運ぶ。中々よいのが無かったけど、ペンやら何やらいろいろと子供のように買い込む。途中ハードコアなグラフィティトラックに鉢合わせ。あれは、ライターにお願いしたものなのかそれとも?




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再び Lower East SIde に上陸。WK INTERACTを扱うSTUDIO101へ。Tシャツ、ジャケットなどの服から、小物を扱う店内にはWKのペイントが所狭しと覆われ極上のモノトーン。驚いたことにディスカウントまでしてくれた気さくな店員がWKその人。憧れの人がこんな近くに!




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WKの作品が描かれたシャッターの下には、普通におっさんが日常として座っている。このアートとストリート、クリエイティビティと生活の自然な融合が、何ともニューヨークらしいというかかっこよいわけで。




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再度立ち寄る reed spaceHeavyweight のTシャツとMadeマガジン(存在感のあるゴールデンな製本のアートマガジン)を購入。店員をしてたstapleのアンドリュー君と談笑、TokyoArtBeatフライヤーをここにも。




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そして再び乗り込むBedford。今日お会いさせていただくのは世界の Graphic Havoc !! Prefuse73Triple 5 Soulをはじめ、言わずもがなのうっとりするグラフィックを生み出すブルックリンの震央!今日も快晴、遠めにマンハッタンが霞みながら、住所どおりの巨大な倉庫街へ、いざ。気付けばMATZUさんのおうちと劇近し。




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表札でその名を見るにつけ、興奮がやまない。倉庫の3階の広い空間には、4人の個性が凌ぎをけずるスタジオ、プリンタはエプソン。特に背が高く細身の Derek は、TOMOYA SAITOギャラリーでの「Derek Lerner Exhibition」で感動したこともあって(作品を買っておけばよかったという後悔もあって)、感慨も一入!大漁のステッカーのほかCDとかを頂いた。これもインタビュー(っていうか雑談)はCBCにアップ予定。




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作風が違えど常にクオリティの高いヴィジュアルをリリースし続ける4人のハーモニー。話し方も持ってる雰囲気もまったく違うのだけど、そのスタイルを高い次元で信頼しあうで生まれるグルーヴ感こそが、彼らのパワーの秘密なんだろうなと、妙に納得した。GHもMATZUさんも暮らすブルックリンという街の魅力、そんなブルックリンのアーティストを集めた作品集 718:brooklyn new style を購入。その冒頭にはかくありき。「ブルックリンに来てくれ、そうすればわかる。」




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明日早朝には帰国、ニューヨーク最後の一組は Design is Kinky の Semi-Permanent 2004 Bookで表紙を飾った LIFELONG FRIENDSHIP SOCIETY。日本人のカオリさんが属する映像も手がける4人組みのデザインユニット。ユニット名がかなり素敵だけど、その雰囲気は家のような居心地のよいチェルシのオフィスにも表れ、ベンチでまったりとインタビュー。ここでもメンバー4人の個性が光っていた。カオリさんもレイさんやMATZUさん同様、ふるいにかけられてサヴァイヴしているという強さを秘めていて印象的。それでも「髪を切ってもらうとか、そういうのは日本人の方がいいかな。」と言っていたが、それには何となく頷いたのだった。




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NY最後の夜は、Florent @ Meat Packing District、 憧れのソーシャル・クリエーター、ティボ・カルマンのデザインによる庶民的な24時間ダイナーは、エロスなピンクの店内に溢れんばかりの人々。メニューからして可愛いく、さらにチキンサンドが絶品!サイドメニューも文句なしで縁もたけなわ。張りもすっかり切れて久々のアルコールを片手に、「グラハヴォに会っちまった!ヤバくね!!」と興奮の最後の夜を、そしてデザインに溢れた旅を締めくくる。

戻って荷づくりをし、寝付けないのでNYにまつわるグラフィティの論文を読み返したり、ウィトゲンシュタインを読んだりこうやっていつのまにか夜も更ける。

明日は6:30にアパートを出発し、いよいよ日本へ帰国。
バゲージは溢れんばかりにパンパンだ。

Posted by YOSH | TrackBack   


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