
締めくくる6月第4週。
20日、サービスグラントのJFSのコーディング作業。出社後、某社サイトの画面デザインをガーッと。夜からキャンドルなナイト。
21日、なぜか始発で出社。移動式個展日本一周の旅の川村君が日本一周を達成!夜からアジア放浪7ヶ月の旅立ち直前の気流舎加藤さん、カドクラさん、ナカノくんで恵比寿駅前食堂。バーニングマンから見田宗介まで、相変わらず濃ゆい方向に。お体には気をつけて行ってらっしゃいませ!
22日、夜からキャンドルナイトやほっとけない世界の貧しさのサイトを手がけるサステナのデザイナの方と、CSRコンサルの卵の女の子と再び恵比寿駅前食堂。日本においてサスティナブルなクリエイティビティはありうるのか?って結構大きな葛藤だけど、それを体現していけるよう張り切ってゆきましょ!
23日、某編集長から嬉しい執筆依頼!パーマカルチャーを中心にした持続可能な社会に向けたワークショップBeGood Cafe安曇野の7月分に予約。いよいよ。
24日、夜からCBC-netの栗田くんとデジタルスケープ岡本さんとセミナーの打ち合わせ。はまるツボが同じなので、とても話が早く面白い!その後、rtrの山森くんも合流して、最近のいろいろ話。深夜からルームメイツとHIFANA×TUCKER @ UNIT!「オッドッルだけ~」語りながら、歩いて朝帰り。
25日、朝から、両親が「ヨシの暮らしはどうなってるのよ?」ということで上京、ルームシェアしてる「恵比寿ハウス」では、ルームメイツが礼儀正しく挨拶。その後、一緒に橘家円蔵の落語「死神」を見る。(ワロた!)夜は四谷のフレンチビストロ「Pas a Pas」でワインを頂き、最後は並木橋のSOHO「東オフィス」を案内。今のライフスタイルに興味を持ってもらえること自体嬉しいし、いろんな話をしながら尽きない親への感謝を感じる。この親にして、この子あり。
26日、お昼はお気に入りのTOOTH TOOTH。午後から友達の整体師の出張マッサージ、好きな音楽を聴きながら自分の部屋でまったり足ツボと整体を1時間。カラダはいつでも正直で、ツボのそこかしこがイタすぎなのだけど、すごい足取りが軽くなる。夜から再び、海外の某社のオブザベーションでオランダやイギリスから外人さんを「東オフィス」を案内、インタビューを受ける。その後「恵比寿ハウス」で初のホームパーティを開催。ルームメイツの拵えた前菜やタイカレー、ブラウニーのフルコースにみんな「アメイジング!」連発。お土産にはうまい棒をあげたり。お客様へのおもてなしに、病み付きになりそうな至福のひと時だった。 またやりたい。
夏至を越えもう間もなく、2005年も半分が終わるところ。親と深い話をして、新しいライフスタイルも少しずつ整ってきて、そろそろ下半期の目標を立てようと思うこの頃。果たして年末にはどんなことになっているのか想像もつかないかないけど、みなさまにとっても素敵な時間となりますよう。張り切るぞい!

7月6日からスコットランドで開催されるグレンイーグルズ・サミットに向け、様々なソーシャルアクションが行われている。中でも「貧困を過去のものに」という MAKE POVERTY HISTORY キャンペーンは、世界で同時にライブを開催したり(日本ではBjorkも出演!)、NGOとアーティスト、セレブが協働して盛り上がりを見せている。それに関連した G8 rebootでは、5月1日にいっせいにサイトをリローンチするMay1st Reboot にインスパイアされ、期間中世界中のウェブサイトで、同時に同じメッセージを表示しようというプロジェクトを展開中。テンプレートとなる文章やバナーなど、サイトからお好きなコミットを選べます。
日本では、「ほっとけない世界の貧しさ」キャンペーンが進行してますが、どうやらこの夏は、貧困について考える歴史的な夏になりそうです。
以下、G8 rebootサイトよりテンプレートの文章を抜粋しました。
拙訳ですがよかったらぜひ転載してくださいな。
7月6日からスコットランドでグレンイーグルズ・サミットが開催されるが、
今こそ貧困を拡大するような恥ずべき政策に対して、
それをストップさせるための絶好の機会だ。
先進国会議G8に参加するために集まった各国首脳に、
借金を帳消しにしフェアトレードを認めるような
実行可能なプランを提案しよう。
もし彼らが賛成すれば、われわれは貧困を過去のものにした世代となる。
でも十分な声が届かなければ、彼らは頷かないだろう。
お金は要らないんです。あなたにこそ参加して欲しい。
詳しくは下記のサイトを要チェック。
http://www.makepovertyhistory.org/getinvolved/index.shtml
http://www.commissionforafrica.org
http://www.live8live.com
日本語なら↓
http://www.hottokenai.jp/

懐かしい友に支えられた6月第3週。
13日、昼から結婚したばかりの高校時代の友達とランチ@茉莉。お互いの近況を包み隠さず語りながら、懐かしい友との対話に張った心もふとゆるむ。
14日、ひとつ、ひと区切り。夜から ThinktheEarth の一員で、TokyoArtBeat のメンバーでもあるアサカちゃんとディナー@bon。新しい寄付のカタチとか、LOHASで前向きな意見交換。
15日、キリンビールの「水の恵みを守ろう!クリック募金」がオープン!夜からクリタくんとセミナーの打ち合わせ@あかりカフェ、といいつついつもどおりあらゆる方面に話が展開ブレインストーミング。デカイっ!!
16日、WEB DESIGNINGのもうひとつの某企画を最終調整&執筆作業。ウチヌマくんの紹介で、いよいよ後藤繁雄さんのスーパースクールに申し込み。改めて編集しながら生きてみようと思います。夜からソーシャルデザインプロジェクトの某企画打ち合わせ、という名の呑み会@銀座。気流舎、ライターのW加藤さんに加え、環境goo大賞の審査員でもある飯島ツトムさんたちとおいしいワインを開ける。ほかの事で自己実現できている大人のための遊び心溢れるソーシャルデザインプロジェクト、ただお話を聞いて頷くだけでなく、進んでコミットできそうな心優しい雰囲気。こうやってすばらしい出会いは続く。家に帰ると、ロスに住む友人から西海岸のフライヤーがどっさり!うひゃっ!
17日、web creators の初校確認。誌面になる予定のPDFは、いつみてもウキウキ。夜からBeGood Cafeミーティング、ウェブの更新頻度をあげる戦略的テコ入れと運営体制のディレクション。
18日、朝からdffミーティング。午後からフランス映画祭@ヨコハマ。まずは、ロマン・デュリス主演、本会場ではクロージングとなる怪盗紳士『ルパン』を別会場で。日本的イマージュを表象する美的演出が痛快で、シーンの情景ひとつひとつが美しく、ロマンの演技力も負けじと悲しいほど華やか!面白すぎる。。夜までは、大さん橋の芝生でまったり。夜からセドリック・クラピッシュ『ロシアン・ドールズ』!ルームシェアと留学熱を全世界に引き起こした『スパニッシュ・アパートメント』の5年後は、フランスでも公開したばかりで日本では来年のお披露目となる。続編ってとても難しいのだろうけど、「グザビエの悩み」が何だかとてもリアルで身を乗り出してみていた。お馴染みのキャラクターとテンポよくはじけた演出は相変わらず、会場の心をわしづかみにしていた。その後、旧い付き合いの友達と呑み@中目黒の沖縄料理屋。島ガフ(ビールの泡盛割り)にぶっ飛ぶ。
19日、朝から2ヶ月ぶりのROSSO。昼は夢飯~ぼぼりの西荻お昼の定番コース。午後から貯まってた作業をもろもろと。
毎晩のように予定が押し寄せる今月、おかげさまで月末まで予定はビっしり。
昔のように「何もしない日」を求めるわけではなく、ひたすら充実を感じるこの頃。
それでも出逢いのその先で実を結ぶために、しっかり着実に張り切るぞい!

さらに駆け出す6月第2週。
6日、夜からリトル・バーリーLIVE@原宿アストロ。音が多いCDの方がよいかなと、ふと。その後クリタくん、ヤマモリくんのsgkクルーとミーティング。APMTのその後とかあんな話とか。この夏に向け、LLPについて勉強開始。
7日、夕方某NPOプロジェクトのご提案。夜から、mixiで募った方も合わせてBGCミーティング@池尻大橋。今月中のテコ入れ作業を確認。
8日、夜から着物のカドクラさん、中野君、minjahのミッキィ、SPIRALのキュレーションやってるイッキィ、イラストレータのオギくんが、いり交り@恵比寿駅前食堂。その後近くのgravytrainのこじゃれ事務所を訪問、おかげさまでクリエイティブ溢れる夜。
9日、夜から積もる話のノルソルミーティング、動き出す2005。その後、友達のパーティ@roomにオギくんと。気合のこもったギター一本の曽我部さんライブに野郎どもが反応し、肩を並べて大合唱する中々ない午前3時の幸せ空間。隣の子は感動しすぎで声を失っていた。「イヤなこととか気にしない、なんて そんなふうに忘れられないし「愛してる」とか「嫌いになった」とか そんなふうなことばっかり言ってるワケだから」
10日、某社クリック募金の納品。クリタくんからの連絡で、30日にデジタルスケープのまったりゲストスピーカをやることに。その後夜まで某雑誌企画のテンプレートデザインを仕上げる。
11日、朝からdffミーティング、午後から『東京コロキアム - 教育と持続可能性―21世紀に向けて学ぶこと』@国連大学。全体を通じて、教育にフォーカスしたというよりも、国連そのものやアカデミー、マスメディアにいたるまで、「もしかしてそろそろ自分も変わるべきなの?」という制度疲労への自問が新鮮で、「考えるよりも何よりも実践を!」と変革を真摯に要請する提言が目立ったのが印象的だった。「オペラシー(=オペレーションする力)というピーター・ピーダーセン氏によるキーワードを広げてゆけたら。
12日、朝からweb creators の執筆作業に没頭するストイックサンデー。プールでまったりして、夜からアカデミーヒルズでWEB DESIGINGの執筆作業。その後BeGoodCafeのテトラさんたちが繰り広げるパーティ@怪しげエンジョイハウス。アツい選曲に酒も語りも進みに進む。
待ってられないほど心地よいスピード感に、ふと取り残されそうなとあるペンディング期間。
それでもおかげさまでやることはたくさんあって、それを一つ一つ終えていくたび、
気持ちが上がってゆくのがわかる。張り切るぞい!

6/30に開催されるデジタルスケープ主催のミニセミナーで、再びスピーカーを担当することになりました。CBC-net 栗田くんのナヴィゲートで、前半は栗田君がAPMTを振り返り、後半「デザインカルチャーの現在」という大それたタイトルで、栗田君と兼松が一緒に何かをしゃべります。はてさて、どうするどうなる?
日時:2005年6月30日(木)19:30- 19:00開場
場所:T'S BUSINESS TOWER 6F T's ホールB
料金:無料
定員:先着40名様
対象:興味のある方はどなたでも参加可能です
内容:
19:30-20:15
the other side of APMT ~APMTとは何だったのか~
栗田洋介氏(cbc-net.com)
20:15-20:30
休憩
20:30-20:40
デジタルスケープのご案内
20:40-21:25
デザインカルチャーの現在
栗田洋介氏(cbc-net.com)
兼松佳宏氏(whynotnotice.com)
【関連リンク】
・CBCNET http://www.cbc-net.com/
・APMT http://www.apmt.jp/
・APMTレビュー(SHIFT) http://www.shift.jp.org/103/apmt/indexj.shtml

「Beyond」 は、Huddersfield 大学ビジネススクールの Glenn Hardaker 教授とRob Chiu @ RONIN による、デザインでソーシャル・イシューを解決しようというプロジェクト。その第一弾となるBLACK DAY TO FREEDOMは「難民」や「亡命者」をめぐる問題を啓発するDVD付ブックレットです。衝撃的なテーマも相まって、かっこよくも鋭く突き刺さるグラフィックの数々!サイトからオンラインで購入が可能、RONINによるショッキングなトレーラーもそちらからご覧いただけます。
主な参加アーティスト:RONIN、Fung Wee、SUPER DEUX、Linda Zacks @extra-oomph、Edvard Scott、David Randel Canbou @overage4design、Geoff Lilleman @Oculart、Toby Yeung @cubemen.com、etc...
What may be viewed as a polarised relationship is actually providing a unique partnership driven by creativity and the desire for social change. Issue one, entitled "Black Day to Freedom" covers issues relating to refugees, displacement and asylum seekers.
Beyond^(TM) addresses social issues via illustration, design and motion thus raising the awareness of the subject via a unique informal learning route.
Flickr のビジュアライズが、大きなムーヴメントになっている。「色」「場所」「タグ」、、様々なリソースを切り口に、つながりのなかった写真同士(=アップしたコミュニティ個人同士)のランダムなネットワーキングを偶発する。それによって、まだ見ぬ仲間との「必然の出会い」というクリエイティブなつながりの創発という、SNSコミュニケーションのさらなる展開に拍車をかけるのだろうか?
Flickr Color Picker を応用して、携帯のカメラで街のゴミを撮影し、ゴミで塗り絵とかしてみたい。ゴミを撮ったら気づいてしまった分、それを自ら捨てるような気持ちになるだろうし、何より街にゴミがあるという事実に、目が向くようになるだろうから。、、なんてアイデアも生まれてきそう。
ちなみにFlickrBlogは、great photos のデイリーアップデート。フォト・エディティングの多様な切り口として、参考になります。

Flickr Color Picker
同じ色味の写真を並べるFlickrビューワ。グラフィティとか花とかタグが選べます。

Flickr Related Tag Browser
関係するTag のつながりを解析して曼荼羅表示

Flickr Graph
Marcos Weskamp 氏のFITCのエクスペリメンタル部門の大賞作品。
SNS的「つながり」のビジュアライズ。

Mappr - Where It's At!
こちらは、タグの「場所」をとってきてマッピングしてます。

一歩進んだ6月第1週。
30日、某社クリック募金、納品直前のラストスパート。
31日、納品前の待機中、夜からリニューアルしたての西荻の名店「博華」へ。久々の炒飯に、微笑みがあふれる。
1日、花王の「カンボジア教育支援クリック募金」と、KIRINの「水の恵みを守る活動」サイトが公開!ひと段落して、午後からワークプレースコンサルタント須田さんからご紹介を受けた某社の研修ということで、「恵比寿ハウス」「東オフィス」が取材される。元IDEOの石黒猛さんをファシリテータに、「自分らしさの表現」と題して、場づくりとライフスタイルの関わりについてのIDEO式インタビュを受ける。逆に自分のクリエイティビティのルーツや方向性など、今の自分の位置を客観的に把握できた感じ。夜から友達とご飯@恵比寿駅前食堂。うん、スッキリ。夜、久々に雑誌のライティング仕事がひとつというこのリズミカル!やるぞ。
2日、夜から立山さんのご紹介でWEB DESIGNING 編集部へ!お忙しいところ、編集長の馬場さん、デスクの今里さんと初顔合わせ、「ソーシャル」と「デザイン」をめぐる熱いディスカッションの先に、新しい展開が見えてきそう?その後立山さんの計らいでFICCクルーの焼肉会に参加させていただく。オギノさんはじめ、メガネネタが萌えるtats君、もう黎明期からのカリスマ haricotのアンドウさんなどFICCのクリエイティブな布陣に囲まれ、幸せな夜。
3日、朝からオカザキと某雑誌企画の打ち合わせ。どうなるかなー?夜から深澤直人×ナガオカメンメイ@D&DEPARTMENT!「コイン」をテーマにしたWITHOUT THOUGHT 6は、お金にまつわる微笑ましい光景を暗に醸していた。深澤さん×ナガオカさんのリラックスした掛け合い(いじめあい?)に終始大きく頷きながら、「気づかないインターフェース」からしぶとく続く、自分へのぬぐいきれない大きな影響を改めて確認した。
4日、出会いとインプットが立て続き、プールにいったり待ったり寝転んだり、反芻の一日。夜から、友達とソバ@中目黒。懐かしい友との対話ほど、大切なものはないのことを深く感じた。その後、友達がvoを務めるバンドsuphyのライヴ@JZ BRAT。この日はダンサーとのコラボレーションは、冷徹さだけを拭い去った「時計仕掛けのオレンジ」のような圧倒される感動的ステージ。すげ。
5日、午後からアースデイマネーの総会@博報堂ビル。地域通貨サミットを振り返り、引き締めてアースデイマネーの未来を描く、拡散と圧縮を繰り返す充実した午後。夜は再び反芻のためのまったりタイム。
広がり続けたここ最近、ひとつのすっきりとした契機も重なって、一歩進んだ実感にあふれる。年初に立てた目標を下半期に向けて上方修正する達成感の中、調子に乗ることなく真摯にいられますよう、張り切るぞい!

漫画喫茶で夜を明かし、始発で愛・地球博へ向かう。片手には「愛知・窮迫」を危惧する「虚飾の愛知万博」という怪しげなペーパーバックを携えて。原研哉さんの「あったかもしれない万博」はここには無く、大貫卓也さんの構想にあった虫キング的リアルキャラクターは、キッコロとモリゾーというポンキッキ的ポップアイコンに変わってしまった。何から何まで突っ込みどころ満載の、「自然の叡智」を謳う21世紀型万博は、宿命的矛盾を覆い隠すハリボテ空間をどのようにつなぎ合わせているのだろうか、それこそが今回の旅の焦点だ。
いつもの万博八草からは、駅間が近すぎて時速30キロのリニアモーターカーリニモ(しかも激混み)か、バスを利用して長久手会場へ。今日はモリゾーゴンドラは稼動中。梅雨入り前の好転に恵まれた5月最後の週末に、会場前から行列の興奮が伝播してくる。スタッフパスで開場30分前に入場してみると、中では今日の闘いに向けた作戦会議がそこかしこで展開中。

誰もいない万博を手持ち無沙汰に駆け巡る。ひたすら無人のゴンドラは「21世紀少年」的異空間の風景を伝えていた。そして不安げに門が開く。遠く大勢の足音が段々と近づいてくる戦場。その後グローバルコモン1/アジアのブースに避難しようと駆け込むも、この界隈にはまだ人はまばら。ブースすら電気がついていない。ここらへんで「虚飾の愛知万博」を読みきり、余計な知識を入れ込みながら見渡す史上最多の参加国のブースは、それっぽいハリボテとお土産による観光地的観光空間を演出し、万博で世界旅行という僕たちのささやかな期待にこたえてくれる。大体はそんな感じながら、インド館「菩提樹の下で」展に息を呑む。仏陀が悟りを開いた大らかな樹をモダンに表現するという大それた挑戦は、見るものを引き込む螺旋構造も合間って、美しくデザインされた空間に昇華されていた。やるなぁ、インド。
続いて足を運んだのはグローバルコモン2/アメリカ大陸。わくわくのアメリカはセグウェイでお出迎え。10分程度の行列ながら、全パビリオンでも唯一、入場時に金属探知機による荷物検査が行われる。ここでは非常事態下のボディチェックもエンターテイメントのレトリックなのだ。中に入ると、「世界新時代への幕開けを告げる最適の人物」としてホスト役に選ばれた不朽の精神の持ち主(そして「100$紙幣」の強烈なイコン)ベンジャミン・フランクリンの像が凛々しくそびえる。片言のスタッフの案内で巨大スクリーンに案内され、映像と共にベンチには振動が走り、水滴が飛びちるその体験は、ディズニファイドされたアトラクションそのものだった。

世界をつなぐ環状道路、グローバル・ループは全長約2.6km、「バッテリー駆動を採用して環境への負担を軽減している」グローバル・トラムが、そこのけそこのけ人を掻き分けて走っていく。噂の行列のできるコンビニには、やっぱり行列が出来ていた。もうすぐお昼。

BeGoodのナチュラルフード・カフェを目指し、地球市民村へ向かう。「市民参加」は今回の万博の大きな売りの一つで、NGO/NPOの小さなビレッジが用意されている。ただ、そこに行くには小遊園地を抜けてゆき、凶暴な動物たちの危険をかいくぐっていかなくてはならないのだが。

ナチュラルフード・カフェは、12時過ぎには席がなくなるくらいの大盛況!ベジタブル・ピザも激ウマ。雑然としたメイン会場から離れて和やかなしばしのチルアウト。パーマカルチャーも実践されているけど、どれくらい一般の方々は気に留めてゆくのだろう?

竹で編みこまれた甲羅のような長久手日本館、フミヤによる癒しのモニュメント「大地の塔」がある「日本ゾーン」になだれ込む。いずれも数時間待ちという大盛況。「太陽の塔」と決定的に対をなす、直線的で土色の愛・地球博の象徴は、何かが置かれるのをひたすら待つ土台か、あるいは煙の見えない煙突か、青空を鋭利に切り刻むようにそびえる。中の「誰も見たことがない想像を超えた空間」を演出する世界最大の万華鏡は、残念ながら目撃できず。

そして最大のハイライト(=ああ!いってよかった、万博!の意)、シルヴァン・ドゥビュイソンプロデュースによるフランス館へ。ソーシャル・ビジュアライゼーションの殿堂であり、ソーシャル・インタラクションの立体装置は、社会参加を気持ちよく強要する。躍動感のあるショッキング映像のコラージュ「未来に将来はあるのでしょうか?」は、日本人の知らない世界の現実をつぶさに突きつける。見渡すと、呆然と立ち尽くす人々、そのラディカルな処方箋は、リアルに響いているのだろうか。

アフリカゾーンの小脇に、いきなりの澤田知子さんが。その後グローバルコモン4/ヨーロッパ小国へ。オランダ、北欧、スイス、ベルギー、リトアニアと、小じんまりながら小洒落たパビリオンが続くストリート。「水」をテーマにしたオランダ館は、床に映し出された水面の映像が流れる。農地を切り裂く水路/ボルダーの線が、モンドリアンまで突然変異を起こすミューテーション・ムーヴィ。

この時まだ2時過ぎ、それでもなぜかお腹いっぱいで気持ちは家路に向いていた。キッコロゴンドラで望む景色に、未来の廃墟を重ねてみる。人々はそれでも楽しそうだ。満員電車さながらのお土産屋を抜け出し、名古屋駅へ急ぐ。駅前の本屋で内沼君に薦められた『万博と戦争』を購入し、早めた新幹線の発車まで読み込む。
45年の戦争と70年の万博という、狂騒的な勢いの文脈に欠くことのできない、敗戦国としての日本人的パラダイムに戦慄が走る。95年の震災をテレビで見た、身に覚えのないようであるような奥底にある感情。それほどに大阪万博のそれぞれのパビリオンは色濃くエピソードに富み、前衛が大衆に近づいたあの日のイメージ、『日本列島改造論』から今までポリティカルに受け継がれている公共事業型経済イデオロギーへの決定的なターニングポイントを、必死にビジュアライズしていたのだろう。
ならば、「新住事業」(=心中事業?)という20世紀的事業から始まった2005年の愛・地球博は、あらゆる現代の矛盾をビジュアライズする舞台装置といえないだろうか。それは新しい世界の創造のために歴史的に不可欠な、前時代の最後の確認作業。「人生一度は万博だ。」の類まれな響き、全体に漂う空虚感、様々な葛藤とジレンマをこれ見よがしに晒すその太っ腹ぶりは、あまりに逆説的なだけに一見の価値がある。「あったかもしれない万博」という余地すらも、すべてシナリオ通りだったのかもしれない。
逐一つっこみが入る一連の万博体験を、ぜひあなたも、人生一度でいいから味わってみてはいかがでしょうか。一度でいいから。

「人生一度は万博だ。」にのせられて、朝一番の「のぞみ1号」で初・万博へ。目的は瀬戸会場、市民パビリオンで開催される地域通貨サミット。アースデイマネーがホストを務めるそのイベントは、岩手のわらび通貨から、高田馬場のアトム通貨、韓国テジョン市のハンパッLETSなど10を超える地域通貨のプレゼンテーションや、LETSの創始者マイケル・リントンさんの講演やパネルディスカッションなどが予定され、意外と情報の乏しい地域通貨の「今」を整理する上で重要な一日である。(公式レポートはコチラ)
名古屋駅で「のぞみ一号」を駆け降り、万博八草行きのエキスポシャトルに奇跡的接続。それほど社内は混み合わず、ゆっくりと40分の転寝。ごった返す改札を超えると、リニモへの壮絶な混雑が目に入る。この日は今まで出一番の大入りだったようだ。バスで10分で到着、長久手~瀬戸をつなぐモリゾーゴンドラはトラブルで運転中止ながらも、圧倒的不利な瀬戸会場にも行列ができていた。

行列を横目に、スタッフパスで入場。会場前の閑散とした瀬戸会場の木の橋を渡ると、右手には黒川紀章/日比野克彦によるコンクリートのモニュメント「天水皿」が空と交信するように佇んでいた。近づく円形コロッセオのような「市民パビリオン」を見やり、何ともいえない万博的な違和感を味わいながら会場の対話劇場に到着。

前日から入っていたスタッフと合流し、ゲストの誘導や受付の準備を手伝う。「ズバリ、あなたにとって、お金って何ですか?」という究極の問いかけを巡るアンケートにご協力いただくと、好きな地域通貨がもらえたりする。果たしてどれくらいの人が、足を止めてくれるのだろう。

午前10時、アースデイマネー理事、嵯峨さんの開会宣言でいよいよサミット開幕!第一部は「まもる、はぐくむ身近な環境~地域資源を生かし、地域を元気にするお金」と題して、その地域の特色をうまく地域通貨システムに融合した事例が紹介される。コメンテーターとして表参道のオシャレなゴミ拾い集団(そしてイケメン&イケニョ率高しと専らうわさの) greenbird の代表であり、現役渋谷区議会議員である長谷部健さんが爽やかに登壇。

最初は三重銀行と提携し、「Jマネー定期」という金融商品を発売している、三重県四日市の「Jマネー」。主婦や料理を学ぶ学生などが一日料理長を務めるワンデイシェフ型コミュニティレストランがネット中継で紹介された。また、岩手県西和賀では、雪かきや古道の整備などを手伝うと、その名も「わらび」という「わらび本位制」地域通貨をゲットできる。そして、アースデイマネーのハッタさん率いるトージバは、「種大豆本位制」だ。他にも、静岡県伊東の「温銭」、流域通貨という広がりを見せる山口県椹野川流域の「フシノ」、クリエイターがイニシアチヴをとる和歌山市の「ちゃら」などが紹介され、長谷部さんが「地域通貨は知恵が勝負!」と指摘したとおり、まさに地域の通貨をメディアに、豊かなローカリティを感じることが出来た。

東大大学院教授、丸山真人さんのビデオメッセージの合間に、急ピッチでランチ。団体客のおばちゃんたちやら市民パビリオンに出演した方々やら舞台裏は、入り乱れたカオティックな和気藹々。午後からの第ニ部のテーマは「地域通貨で気持ちを交流~人と人の架け橋になるお金」。海を越えて韓国テジョン市から地域通貨がコミュニティを育て上げた「ハンパッLETS」の羨むほどの成功例や、高田馬場の手塚プロ公認の鉄腕「アトム通貨」(紙幣がそそる!)、「しあわせ」のたまっていく様子がわかる「しあわせ交換券ハピー」、「お願いね」と「できますよ」をつなぐ「千姫プロジェクト」などが紹介される。そこには、法定通貨にはできない、温かくてオルタナティブなお金の流れがあり、コミュニティのコミュニケーションを地域通貨が支えていた。

全国の様々な取り組みが紹介が終わり、いよいよアースデイマネーの理論的支柱でもあるマイケル・リントンさんが登場!第三部は「地域通貨プラットフォームの未来像」と題したパネルディスカッション。「Eメールを想像して欲しい。それはほんの10年前までは身近でなかったもの。われわれは近いうちに、Eメールアドレスを持つようにマネーアドレスを持ち、メーリングリストをつくるように、地域通貨をつくるだろう。」と確実な未来を描いた。それを可能にするのがQ-PROJECTやCCSP.JPなどのオンライン地域通貨システム。ルームメイツで、サークル内で、普通にオルタナティブ通貨が流通する日もそう遠くない?

その頃受付では、通りがかりの子供たちからお年寄りまで、賑わいを見せていた。アンケート用紙が所狭しと張り出されたボードはとてもカラフルで、内容も非常にユニーク。それでも「お金とは、生きていくために大切なもの」という意見が圧倒的だったのは、考えさせられた。「世の中がよくなるような、お金の稼ぎ方も重要だなぁと思います。」

地域通貨どっぷりの亦とない一日は、いよいよ第四部「国民運動と地域通貨」へ。マイケル・リントンさん、北大の西部教授、あの頃の『広告』の編集長であり打ち水大作戦を指揮する池田さん、エコマネー加藤さんなど、地域通貨のキーパーソンが勢ぞろい。

締めくくりは、嵯峨さんから「各自クリエイティブに奮闘することをここに宣言します。」と「Change Your Money 宣言」が高らかと。毎年5/28を、お金について考え、実践するようにしようと呼びかけて、人々が手とり、つなぎながら地域通貨サミット@万博は無事に幕をおろした。
控え室では各地のスピーカーが集い、コラボレーティブな話に及んでいる。こうやって点々としていた地域通貨が一同に集まって面をなしたこと、この意義はとてつもなく大きいだろう。もはやコミュニティ・カレンシー=「地域」の通貨という語義的な矛盾を超えた、オルタナティブ通貨を介した国民運動という、次のステップへと差し掛かっている。それほど、今日の一連のプレセンテーションには、今までに無い成果が着実に生まれてきている気がした。
とはいえ第四部での「地域通貨はオタクがやっているような、あまり関係の無い人には広がっていないのではないか。」という客観的な現状認識は、あながち間違っていないだろう。また、地域通貨論争でしばしば起こりがちな考え方の違いは、ここでもやはり少なからず露呈した。それでもリントンさんが「日本人は考えすぎる。時間が無い。ただ実践あるのみ。」とぶった斬ったこの瞬間から、晴れて次の局面へと進んでゆけるのではないだろうか。「お金を変える日宣言」はきっかけにすぎない、ただ実践あるのみなのだ。
自分がクリエイティビティをもってコミットすべき社会問題は、その人自身のアンテナに強く反応したものだからこそ、豊かなメッセージが生まれてくるはず。「自分のために」が、
「社会のために」ということが理想的なのだろう。

さらに広がり続ける5月第5週。
23日、クリック募金でクライアント先に直行。某社ステークホルダーダイアログ企画のクロージング作業を終電まで。フォロー作業は続くものの、実りの多いプロジェクトのひと区切りに反省と達成感。
24日、今日の夜は盛りだくさん。夜から気流舎の加藤さん、gooスローライフやdomingoなどで執筆しているライターの加藤久人さんと下北沢でご対面。尊敬すべきこの方々の「ソーシャル・デザイン・プロジェクト」は、ThinktheEarthの七十二候を扱った「えこよみ」や素敵な積み木「きのころ」をプロデュースしているソーシャル・クリティビティのプロフェッショナル集団。その新企画へのお誘いというお話に30分の滞在ながら高揚!
その後『自分の仕事をつくる』の西村佳哲さんのご紹介で、とあるNPOサイトの構築の打ち合わせ兼西村さんと呑み会@まるさんフーズ。途中からイメソのトム・ヴィンセントさんも合流し、教育からCSRまで、さながらデザインをめぐるディスカッションになるも、尊敬する方々を前に臆することなく、いい意味で普通に意見交換ができたのがとても感慨深いのだった。自分を広げてくれたこの出会いに感謝!
25日、会社に戻って徹夜作業。夜からペチャクチャナイト@SUPER DELUXE。20秒×20枚、400秒の限られた時間で、思い思いに自分のプロジェクトを紹介していく。オーディエンスも豊かに頷いたりして、とてもいい空気が流れていた。英語の勉強にもなるし。中でも、街カフェでひとつのテーマについてディスカッションするコミュニティ「CULTURE DRONE」が目を引く。「社会問題にクリエイティブな視点で目を向けよう、それがクリエイティブピーポーの責任だ!」という共感あふれるスライドショーと、力のこもったペチャクチャっぷりには場内も喝采。 近いうちに、ぜひ発表する側へと!
26日、某社CSRサイトをいよいよ納品!スッキリとした気分で夜からCBC-net主催APARTMENT vol.1@SUPER-DELUXE!中野くんと合流、見渡しても面識のある方々は数知れず(久々の再会もあったり!)、ウェブクリエイティビティの先端を行く方々が集まった心地よすぎる空間、会場前の行列の一番前に勇吾さんがいたってのも含めて、伝説的な夜。クラブシーンで(おバカ系な)インタラクションを追求する SEMI-TRANSPARENT DESIGN、スライドショーだけでため息をつかせるTigerの浜田武士さん、ヒップでホップなライヴ・ペインティングでチルアウトを果たしたHATOS crew、ユーモアと飛び抜けすぎたアイデアで会場を知らない世界へ弾きこんでしまった岩井俊雄さん。おそらく数年後にはレジェンドと化しているだろうまさにその瞬間、その場に立ち会えた幸せを噛み締める。やっぱ栗田くん、おつかれ!!
27日、終わらない今週、Esquireの「闘うグラフィックデザイン」がこの時期ってのも心憎く。夜から、友達と trico のオープニングパーティ@東雲!ライトアップされたデッキにビール片手、このクリエイティブな夜を満喫する。駅から遠いのはやむをえないか。。
28日、朝一で万博会場へ、今日は地域通貨サミット!全国の地域通貨のケーススタディが伝えられ、Change Your Money Dayを宣言して閉幕した。着実に根付きつつ、一般的に広がりを見せる前夜としての今、地域コミュニティ、アクティビスト、アカデミズムの交流し、様々にビジョンの違いが露呈されたことこそ、実践的価値があったのではないだろうか。暗中模索へ一寸の光が差し込み、やってみようから、やるべきことへと移行して、来年の5/28のChange Your Money Day がとても楽しみ。詳しくは別でエントリ予定。夜は宛てもなく栄を闊歩。矢場公園周辺、知らない町で彷徨いながら、居場所のなさに緊張する。夜はマンガ喫茶というシェルターで就寝。
29日、 朝から長久手へ!歩くたびに微笑ましい、噴出する矛盾を楽しみながら、ポスト万博の愛知カルチャーに思いをはせる。こちらも別でエントリ予定。午前中でなんとなく全体を理解してクソ混みのお土産屋でお菓子を買い込みながら新幹線を早めて帰京。夜は恵比寿ハウスで全国のうどん/ソバパーティーというおもてなしに感動。疲れも見えて勝手に自分の部屋へとフェードアウト→バタンキュ。
2005年も半分を過ぎようとし、年初の計、今年の目標を振り返った矢先の今週。
広がり続ける意識は、ある方向へと確実に集約されながらも広がっている。
自分らしさを深めてくれる、人との出会いを大切にしながら、張り切るぞい!



