2006年12月07日
サブジェクトからプロジェクトへ - ヴィレム・フルッサー
かつて客体とみなされたものはすべて、投企に他ならないこと、つまり技術から生まれた結果に他ならないことが、見えてくる。いまや、技術とは、可能なものからあるべきものを選り出すことなのだ。そうなると、技術行動の最終目標は、可能性の場から、あたかも客体に見える当為(モデル)を取り出すことに置かれる。技術が生み出すこうした擬似客体は、もはや主体によって否認される対象物ではなく、あるデザインから投企された投企物なのだ。
サブジェクトからプロジェクトへ』ヴィレム・フルッサー、p193、東京大学出版会
MASSIVE CHANGEの理念にも通じそうな重要な提言。「技術」の可能性は、従属する「サブジェクト」から、私たちを能動的な「プロジェクト」へと導く。(この場合、前後の文脈の「技術」という定義を精読する必要があります)人間相互の関係そのものが具象的であり、結び目の中におかれた客体と主体がすべて抽象的なものと受け入れたとき、直感的な「自己のデザイン」を実現する道が見えてくるのだろう。 Posted by YOSH | TrackBack   


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