トマトなどとの多くのワークショップを手がけてきた、インターナショナル・クリエイティブ・ワークショップ@ ICCは、今回、ベルリンなどのワークショップや国際的なアートプロジェクト‘RMX’でも定評のあるRinzenと、近年インタラクティブな作品をコンピューターの有無にかかわらず探求しているAirsideのコラボレーションで行います。世界で活躍する二つのデザイングループの初めての共同ワークショップが札幌で実現!
‘RMX’の見事な編集作業で、世界中の多くのアーテイストとのコラボレーションを実現しているRinzenと、広範囲に渡って多くの仕事を手がけてきたAirsideが、クリエイティブリーダーとしてワークショップを引っぱり、参加者とのコラボレーションを行います。
「人はみんなクリエイティブである。」という言葉はよく聞きますが、その力も、自分の外に対して表現されなければ意味がありません。しかし、現代の日常生活において、私たちは制約などに囲まれて生きています。だから、そんな日常を飛び出して思いっきり何かを表現してみませんか?
‘unlocking people’s creativity’ 「皆のクリエイティビティーの鍵を外す」が今回のワークショップの裏テーマでもあります。日頃、’クリエイティブ‘と言われている職業や環境にいる人、いない人、どんな人でも冒険心のある方なら参加できます。
しかも!今回のワークショップでの作品は、Rinzenの手によって編集され、本冊子としてワークショップ後に参加者全員に送られます!これは、参加しない手はないでしょう!
寒い冬にあなたの熱い創造力と想像力が炸裂!
北の都札幌での10日間のクリエイティブキャンプです!
◆概要◆:
—日 時:2007年2月13日(火)〜23日(金)
—場 所:インタークロス・クリエイティブ・センター(ICC)
札幌市豊平区豊平1条12丁目1−12
http://www.icc-jp.com/ja/access.html
—作業内容:最近では、モノを創るという作業と切り離せないコンピューターですが、それを極力使わずに、手足を動かし、体を使って、モノを創っていくコラボレーションワークを目指します。ただ、「コンピューターを使ってはいけない」訳ではないので、持参出来る方/持参したい方は、持参していただいて構いません。
また、10日間のワークショプの中では、肉体的な表現と知的な表現(つまり、コンピューターを使っての表現など)の折衷が起こっていく可能性も十分考えられます。または、そのように参加者から仕掛ける事も可能です。
有機的で、自然発生的に、自由な気持ちで、クリエイティブ・ジャーニーを楽しんでください!
—参加費用:8万円<宿泊込み> 6万円<宿泊無し> 先着20名限定
(申込用紙に記入の上、FAXもしくはe-mailでお送りください)
—問い合わせ:インタークロス・クリエイティブ・センター : 久保、初瀬川、渡邉
電話:+81-11-817-8911 e-mail: info@icc-jp.com

「MONOCLE」は、2007年1月からスタートするヨーロッパ発の新たな雑誌とウェブブロードキャスト。抜け目ないフォーカス、強いレポーティング、鋭いウィットとクラシカルなデザインへのアプローチをもったメディアとして、デザインやビジネス、世界のルポタージュまで、世界中の様々なテーマを掘り下げていくようです。デザインコンシャスに触れる情報を提供する際の「デザイン」の文脈が、確実に広がってきていますね。
仕掛け人は、「Wallpaper*」を立ち上げ、フィナンシャルタイムズのコラムニストでもあるTyler Brûlé!BBCなど番組制作のスペシャリストも集まっているようで、どうやら東京にも支社があるみたい。現在は定期購読の先行予約が可能です。(10冊+サイトコンテンツ見放題で75ポンドでさっそくお申し込み!)
「MONOCLE」のウェブサイトって、購読者のみアクセスできるみたいな課金制的なモデルになるのでしょうか。ウェブサイト×雑誌の連動について、たとえば以前原稿を書いたスイスの「soDA」は、雑誌はカタログに徹していて、ウェブに本文がすべて掲載、雑誌の各記事にエイリアスコードがついていて、「soDA Alias」というスペシャルページから簡単にアクセスできるというもの。(僕の場合「066」)
また、カリフォルニア発の「GOOD Magazine」では、まずFieldworkという日々フィードされるニュースコンテンツがあって、雑誌が発売されるとその内容も掲載されて、並列にデータベースとして検索できたりする。PDFバージョンはフリーで、ハードカバーバージョンを販売というアートワークマガジンも増えてきてますし、今後もウェブと雑誌の本気の連動から目が離せません!まずは手元に届くのが楽しみ~
開催日時:2007年1月25日(木) 9:30-17:30 [17:50から同会場内にて懇親会]
開催会場:タワーホール船堀2F,5F(東京都江戸川区船堀4-1-1)
受付5F 受付開始9:00-
■主 催 : 社団法人 情報処理学会
■協 賛 :
社団法人 日本情報システム・ユーザー協会 / 社団法人 情報サービス産業協会 / 社団法人 電子情報技術産業協会
社団法人 電子情報通信学会 / XMLコンソーシアム / 日本ソフトウェア科学会
■後 援 :
文部科学省,経済産業省,総務省,独立行政法人 情報処理推進機構ソフトウェア・エンジニアリング・センター
情報処理学会では「日本のソフトウェアに新しい風を起こす」という理念を掲げ,ソフトウェア分野での産・官・学の交流を促進する場として,2004年10 月に「ソフトウェアジャパン2004」を,2006年2月に「ソフトウェアジャパン2006」を開催し,多数の企業・大学等からのご支援を頂き,大きな反響を得ました.当会ではこの活動をさらに発展させ,ITに関する幅広い課題を実務家の視点からオープンに議論できる,開かれたコミュニティとして「ITフォーラム」を今年度創設し,以下の7つのフォーラムが活動を始めました.
ITアーキテクト/CIO フォーラム/サービスサイエンス フォーラム/ITダイバーシティ フォーラム/福祉情報システム フォーラム/イノベイティブ社会基盤 フォーラム /ユーザスタディ フォーラム/Web2.0 フォーラム
このようなITフォーラムの活動を中心に,ITによる「社会を変えるイノベーション」の創出をテーマとして,ITベンダのみならずITユーザの各分野の技術者,研究者,経営者,また,学界・官公庁関係の方々が,ともに問題意識を共有し,議論,交流を深める場として「ソフトウェアジャパン2007」を開催致します.
皆様,奮ってご参加下さい.
スウェーデン出身のグラフィックデザイナー/イラストレーターであるPMKFA(Micke Thorsby)がKAMATA STUDIOにてエキジビションおよびイベントを開催する。”Green Winter”というコンセプトのもとポスター、ドローイング、3Dのタイポグラフィックなどを展開。彼が展開する洋服ブランド「It's Our Thing」の新作の展示もする。
またオープニングイベントでは"Green & Ilpo"と"6955"によるライブセッションを、空間作りをPMKFAがアートディレクションするという面白い試みを行う。"Green & Ilpo"のライブを変わった手法で体験してもらい、今回のために製作された楽曲をPMKFA自身によって作られたCD/本として限定生産、エキジビション会場のみで配布する。また日本人には馴染み深いファミコンを使用し、演奏をするアーティスト"6955"のパフォーマンスも必見。1982年の映画『コヤニスカッティ』をPMKFAがファミコナイズした映像も流す予定。
グラフィックデザイナーである彼がどういった空間作りをするのか、ぜひ足を運んで体験していただきたい。
日時:1月20日(土)~28日(日)
イベント日時:1月20日(土) 18:00より エントランス:500円
場所:KamataStudio(蒲田駅徒歩5分)
http://www.upsetters.jp/studiok/
*Live Performance :
- Green & Ilpo
- 6955
*Supported by
- CBCNET (http://www.cbc-net.com/)
- upsetters architects (http://www.upsetters.jp/)
- Sweatshop Union
PMKFAプロフィール:
Micke Thorsby aka PMKFAはスウェーデン出身のグラフィックデザイナー/イラストレーター。 現在東京在住。
PMKFAの作品は、CDジャケット、レコードカバー、雑誌、Tシャツ、ウオールペインティング、アートブックと多岐にわたる。
クライアントとしてはArkitip, BeamsT, Junior Senior, Ubiquity rec, Paper Sky, Lo-Fi-Fnk, WoodWood, Wax Poetics, Tokyo Art Beat and Nudie Jeansなど。また大阪の”Sweatshop Union”と共に"It's Our Thing"という洋服ブランドも展開している。
www.pmkfa.com
Green & Ilpo profile:
松原慈(GREEN)はスペースデザインや建築のデザインスタジオ「assistant Co., Ltd.」に所属。活動は多岐に渡り、ロンドン在住時にIlpoと組み"Kira Kira Weapon"というCD-EPを制作。Ilpoは現在フィンランド在住。彼はトレンドとは離れユニークかつオリジナルなエレクトロミュージックを制作している。"Kira Kira Weapon"では様々なトラックを披露した彼ら、今回はどのような作品が出来上がるのだろうか。

デジタルスケープがお届けするwithDで連載中の「Design is Monthly」では、メールマガジン「Design is Daily」で紹介したサイトの中から、気になるサイトをピックアップ、デザインや表現の最新のアイデア、最近のトレンドをレポートしています。
新年一発目の今回は「2006年のWebシーン」ということで、先日まとめた「Design is Yearly Bests of 2006」のまとめコラムを執筆しました。もはや動画コンテンツが当たり前になって、CGMを意識したプロモーションも続出する中で、新しいリアルとネットの可能性を感じさせる事例や、注目したいクリエーターなどをさくっと紹介しています。
ご参考になれば幸いです。よろしくお願いします!
メールマガジン「Design is Daily」で紹介したウェブサイト、withDでの連載「Design is Monthly」で取り上げたウェブサイトなどから、2006年のウェブシーンで印象的だった選りすぐりのサイトをまとめてご紹介します。
(→2004、2005はこちら!)
> オンラインツール/パーソナライズドホーム
移動が常となって、ウェブがすっかり仕事のプラットフォームに。
ツール群がますます使いやすく進化して、いろいろ乗り換えたりも。
Google パーソナライズドホーム
GMAIL
Google カレンダー
Google Docs & Spreadsheets
BlueDot (ソーシャルブックマーク)
Newshutch (RSSリーダー)
> Josh Spear
> http://www.joshspear.com
とにかくドンピシャの重要リソース!
> NEAVE.TV
> http://www.neave.tv/
映像の趣味もバッツリ、あくまでパッシブに垂れ流せるYouTubeエクスペリエンス!
> ROXIK | PICTAPS
> http://roxik.com/pictaps/
バカスゴいクリエイティブで世界を驚かせた日本人!!(Another BookmarkでBookmark of 2006に選出!)
> Nike Plus
> http://www.nike.com/nikeplus/
iPodとシューズの連動。コミュニティに知らずにシンクするこれからのライフスタイル!
■リッチにチープに動画コンテンツが当たり前となって、どう見せるか/使うかが勝負に、
> Nike「Joga Bonito」
> http://nike.jp/football/siteshell/#,ja,0;jogatv,,0,0,0,0
> Kurt Stallaert
> http://www.kurtstallaert.com/
> PJOTRO
> http://www.pjotro.com/
> Travelers - In Synch Challenges
> http://www.travelersinsynch.com/challenge_popup.html
> Las Vegas MGM GRAND
> http://www.mgmgrand.com/
> GzOne
> http://gzone.jp/
> グリコポスカム「しみこむクリニック」
> http://shimicom.com/clinic/
> ケチャットさん
> http://ketchup.jp/ketchat/live/
■ワンメッセージの参加型コンテンツが各方面で流行し、
> Forgotten War
> http://www.pillandpillow.com/msfCongo/
> マクセルDVD「ネガイボシ」
> http://www.negaiboshi.jp/
> 静岡新聞「BLUE PICE PROJECT」
> http://www.bluepieceproject.jp/ (閉鎖中)
> 東京海上日動「マングローブワールド」
> http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/mangrove-world/
> NTT西日本「つながるよろこび」
> http://www.ntt-west.co.jp/sp/
■サイトからリアルの現場を動かしたり、ケータイを使ったり、インタラクションの幅は広がり、
> BLUE DRAGON「Big Shadow」
> http://bigshadow.jp/
> 表参道ヒルズ「アカリウム」
> http://www.akarium.jp/
> TYO ID「Mobile Phone Shooting Game」
> http://www.tyo-id.co.jp/jp/index.html
■ひねりの効いたCGM的なサイトが、プロモーションなど様々に広がり、
> 台風前線
> http://front.eye.tc/
> 新潮文庫「100冊ビューワー」
> http://100satsu.com/viewer/
> ヒュンダイ「ヒュンダイどうだい? とりかえっこキャンペーン」
> http://doudai.jp (閉鎖中)
> セキスイハイム「bj + me」
> https://www.heim-bj.com/bjmap/
■エロさはバズ&バイラル時代の気分となって、
> SEITE 1 GIRL
> http://www.seite1girl.de/
> OOOOOOUCH
> http://www.oooooouch.com/
> Axe Feather
> http://www.axefeather.com/
■ただ能動的ではない「検索」の新たなエクスペリエンスも浸透し、
> retrievr
> http://labs.systemone.at/retrievr
> amana images「構図と色検索」
> http://amanaimages.com/index.aspx?SearchMode=4
> NEO VISION
> http://neovision.jp/
■相変わらず、圧倒的にクリエイティブな表現に感動したり驚いたりして、
> NIKE AIR
> http://www.nike.com/nikeair/us/
> WEAVE TOSHI
> http://www.weavetoshi.co.jp/
> まるてんてん
> http://marutenten.jp/
> ブログバトラー
> http://blogbattler.com/
■インターフェースの冒険は「こんなのもありか!」とまだまだ続いていく。
> r1c0
> http://www.r1c0.com/shake/
> d'strict
> http://www.dstrict.com/
> LIBEROnline
> http://www.liberonline.com/liberonline.htm
■そして、『Googleで「はらへった」と検索するとピザが届くように』なるくらいの「Plagger」にインパクトを感じた一年だった。
> Plagger
> http://plagger.org/trac/wiki/WikiStartJa
> http://e8y.net/blog/2006/07/25/p126.html
> http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/rensai/5minplagger/01.html
ざっと2006年を見回してみましたが、驚き&新鮮!というよりは、メディアとしての成熟を感じた一年でした。日本のサイトが多くなったのも、僕自身の生活の一部に「やられたな~」と感じるバイラルなプロモーションが、体感として増えてきたんだと思います。(キンチョウの「続きはWEBで」には、すかっとしましたね)
なんとなく今までのデザインポータルだけというリソースでは物足りなくなって、新たなフィルタが必要なのかもしれません。それでも、パッと2秒みただけでも見入ってしまうような、内容を理解するでもなく気になるドキドキする事例を楽しみに、あれこれdigっていきたいと思ってます。今年もDesign is Dailyをよろしくお願いします!

「シアタープロダクツの現場」レセプションをFLICK
服をとりまく全てを劇場的なものとしてとらえ、つくり続けるシアタープロダクツ。パルコミュージアムでは、「シアタープロダクツの現場」展ということで、仕事場そのものが展示になってます。ごっそり3週間だけお引越し、六本木のビルはもぬけのからとのこと。
ここの職場を舞台に、“打ち合わせ”にでは空間展示を担当したgrafの服部さんやKATHYほか、スタイリスト、プレス、取引先まで随時来場!レセプションでは、シノヤマキシン氏が撮影をずっとやっていておめかししたみなさんが小粋に華やかでした。いや~、なんてステキなオープンワークプレイス!ハセ君、お誘いセンキュ~。
ずっとgreenzというメディアの位置づけを考えつつ、しっくり結びついた言葉。検索したら日本語ではヒットせず、このように英語圏ではブログのようなソーシャルメディア、あるいはソーシャルアクションの文脈で使われているようだ。
「アクチュアル」=「現実の、実際に起こった、事実上の」であり、「事実を取材して記事を公表・伝達する言論の一種」としてのジャーナリズムにおいては、当たり前じゃんって響きかもしれない。では、“仕掛けるジャーナリスム”って何なのか。それは最先端の情報のごく間近にいる特権と、それを編集する責任を持ちながら、文章や映像以外のアウトプットも駆使して、ソーシャルイシューにコミットするということだ。
自身が着実なムーヴメントの傍にいて、しなやかに動きながらインプットを重ねること。そしてアウトプットはフレキシブルに、文章だけでなくプロジェクト(そして、投企)として仕掛けていくこと。一元に括ってしまいがちなマスメディアのオルタナティブとして、あらゆる「オレ=メディア」を、僕たちに近いものとして魅せてくれるインフルエンサーでありアルファトリガー的な像が浮かんでくる。
そう、これは忘れていた自分自身へのレスポンスだ。準備のために、整理しなければいけないことがやっぱりある。どんな組織で、どんな形態で自分が生かせるのか(それは、どんな“市場”価値かということ)、ゆったりと戦略的に考えなくてはいけない。テーマはやっぱり「デザイン」で、ただし「デザインもできるデザインジャーナリスト」から「デザインとビジネスとサステナビリティをつなぐ、仕掛けるジャーナリスト」へ。
小休止はさらに続いて、それでも一歩ずつ進んでいるような気がした。
2007年もどうぞ、宜しくお願いいたします!

思い出す2006、さよなら恵比寿ハウス&ようこそ喜多見ハウス。
12月上旬、荷物を引き上げていた恵比寿ハウスもいよいよ最後の日となった。笑いも涙も、誇りも恥ずかしささえも、全部詰まった場所に別れを告げ、それぞれ新しい場所で新しい時間を始める。ふうちゃん&タクミくん、トリイちゃん&アクツさん、本当に感謝!
12月中旬、戸惑いの日々を落ち着かせるように、新たな出会いもあった。それでも根源的な何かは宙ぶらりんのまま、まだハシゴを使わなければ届かないようなところにあった。年明けを見据えて、漂う忘年とリコンストラクションなムード。そして幕を開けた今年のgreenz集大成「エコプロ速報編集部」では、一転いろんなものを吹っ切るように、気持ちいい刹那のグルーヴに包まれた。さまざまな人が飛び交うオープンな編集部では、アップ作業こそスペクタルだ。僕自身もエツィオ・マンツィーニさんが登場したサステナブルデザイン国際会議のレポートを即日アップ、科学未来館では「核融合発電」についてプチトークもした。ひょんなことからマエキタさんとジョナサン・バーンブルックと一緒にカレーを食べたりしながら、着実なムーヴメントの傍にあるメディアの可能性をリアルに感じたのだった。
12月下旬、来年に間に合わすように年を重ねる。もう27になった。友だちと大いに語らう来年のあの計画、取材で訪れたCystem Galleryオーナー・野村真次さんからの力強い言葉。いろんな出来事が、言葉が、何を諦めて何を伸ばすか、新しいフォームのための自問自答を促してくれる。春先の出来事がはるか昔のことのようで、リアルには思い出せないくらいの一年。恵比寿、市ヶ谷、渋谷、いろんなところにあった荷物が、この冬ふたりの新しい家「喜多見ハウス」に集まった。あらゆる前提が変わる瞬間のゆるんだ小休止のような日々は、果たしてどこまで続くだろう。
こうして一年がかりのスパイラルアップ。
2007年は原点回帰で頑張るぞい!!

思い出す2006、Every November。
11月中旬、REMIXの傍らでできてなかったことを整理整頓。恵比寿、市ヶ谷、喜多見と三箇所から毎週の引越し。がむしゃらな模様替えや尽きない荷物整理が、浮ついた心をつなぎとめる手立てなのかなと、黙々と家の中で作業を続ける。それでもgreenzの次の展開なんかも含めて、その後周りの状況は当たり前のように変化して、広げたいココロとだるいカラダの剥離はさらに進むのだった。
11月下旬、家族旅行はいつもそんな折にやってくる。冬を予感させる雪の大地で、両親と兄弟の家族が集まった。姉とは結婚してから初めてで3年ぶりくらいで、姪っ子もすっかり女の子だ。変わらない暖かい会話がすんなりと染みこんでくる。ちょうど『麦ふみクーツェ』に感動していたのもあって、帰ってきて久々にブラッブした。「つながらない、忘れる。恐れる、逃げる。自分のことを考える。読み返す。思い出す。自分が今ここにいる意味を、深く納得する。そして今日も、楽しみに家路につく。」やっぱりちょっとほっとしたんだろう。
整えられるだけ整えよう。頑張るぞい!

思い出す2006、REMIXとパーティ。
10月26日、いよいよREMIX当日!Vista発売を目前に、「さぁ、次のウェブを楽しもう。」とマイクロソフトが乗り出す次世代のプラットフォームをめぐる本気のイベントが始まった。僕の企画はWhynotnotice inc.の出張営業、その場は開かれた職場「オープンワークプレイス」となって、新しい時代のインフルエンサーたち30名が、「アポあり」ということで次から次へと会場に訪れる。みんなが気になっているトレンドについてブレストしたり、最先端のクリエイティブ表現にふれたり、あるいは「仏教2.0」について掘り下げたり。新しいアイデアのヒントをREMIXを舞台に共有できた。
withDにも書いたけど、この企画をアクチュアルに進めながら、ふと感じることがあった。うまく言えないけど、「あのマイクロソフトがこっちを向いている!」という感じ。それは唐突であると同時に、ワクワクするポジティブな驚きだ。マイクロソフトが変わったら、いったい世の中どう変わるだろう?デザインとマイクロソフトをめぐるニュースはさらに続いていく(同時にAppleやAdobeをめぐるニュースも!)。この歴史的なイメージチェンジの先に何が見えてくるのか、これからも注目していきたい、と思った。
そして今、改めてこの仕事を反芻する。お会いする人たちがステキすぎて、人生最大の忙しさの中で脳が24時間めぐり続けた。確かな「東京が面白い感じ」と、翻ってかつてなかった浮き沈みと反動。僕自身が、次のライフ/ワークスタイルのフォームをひしひしと求めながら、脱皮すべくもがいているかのようだ。こうして久々のスパイラルアップは、言葉にならないほどのものを身に刻んで、明日の自分をつくりあげていく。本当にご協力いただいた皆様に感謝!
11月上旬、東京の秋はデザインに包まれる。そして「自由と平和を愛し、文化をすすめる」文化の日に、インコでささやかな結婚パーティ!それぞれが大好きな方々をお招した晴れの日に、二人のソーシャルメディア「Wit」をドロップ。「機転/機知」だけでなく、オランダ語で「白」も意味するその言葉。友だちの手づくりの白い花の冠、そして劇ウマのお手製「Witケーキ」が豊かにパーティを彩る。拡声器片手を他己紹介しながらこみ上げる、気心の知れた仲間たちとここにある幸せを尊ぶ喜び。みんなウキウキソワソワしてくれたみたいでしてやったり!ほどなく新居へお引越し。そして、サワの25回目の誕生日。おめでとう!
とめどない“新しいこと”はあまりに強烈で、前までの自分のスケールやスピードが、遠すぎて思い出せないくらいだ。戸惑いはもはやあらゆる前提を変えてしまった。時間がかかりそうだけど、頑張るぞい!

思い出す2006、REMIXまでの怒涛の日々。
9月中旬、帰国後マイクロソフトの次世代ウェブイベントREMIXとgreenzのあらゆる進行具合を整理、オープンワークプレイス準備日記「GAFFLING REMIX」をスタート。松田さんやstaple designのジェフにソーシャルデザインについてインタビューしたり、triggやgreenzについてエココロのインタビューを僕が受けたりしながら、いろんなものがひとつの方向にまとまっていくグルーヴとこれでもかのアポイントデイズ。ヒマナイヌ川井さん、アーティスト/デザイナーの石黒猛さん、クスール岡崎さん、resfest栗原さんの出演が決まり、少しずつ全体像が見えてくる。
9月下旬、REMIX準備では、はてなアイデアミーティングに参加させてもらったり、ドミニク・チェンさんやセミトランスペアレントデザインにオファーしたり、引き続き足取りがしなやかな日々。greenzでもfuturefarmersのエイミーにコンタクトをとって、free-soilの記事を日本語で紹介していく話に展開。結婚パーティの引出物「Wit」のブレストも、エディトリアルデザイナーの藤田さんも巻き込んでパラレルで。
10月上旬、「仏教2.0」をめぐる彼岸寺の松本圭介さんなどゲストが多く決まってくる中で、クライアントへプレゼン。大きなことを進めている実感とともに、目前に迫ってペースがあがる。giftの後藤さんとの空間デザインについてのブレストが楽しいこの頃。「ちょっと未来のワークスタイル」についての某プロジェクトも動き出し、久々にキャパ超えを感じはじめる。co-labからCBC-netの事務所へお引越し、力技の徹夜の日々。
10月中旬、束の間の小休止、久々の休日に西村佳哲さんのお誘いで益子のスターネット&山崎農園へ。カラダに優しい疲れもあるんだなーと思いつつ、食べものを囲んでのなんて幸せなひととき!様々なデザインタスクもひととおり終え、ブレスト的なプログラム「次世代サイトって何だろう?」で、渡辺保史さん(nextdesign)、原一浩さん(karadesign/DesignWedge)、CBC-netのエディタでもある木村大介さん(ALOT/博報堂アイ・スタジオ)、また「気になるプロデューサーの気になること」で、『Web屋の本』の執筆者であるアークウェブの中野宗さん、地図サービス「mogue」を運営しているGMOの熊谷健太郎さん、動画配信サービス「SEEBOX」を支えるクリス・ハリントンさんたちと話を詰めていく。
そしていよいよ当日!後はやるだけ、はりきるぞい!

思い出す2006、夏の終わり~オランダ&デンマークへ。
8月下旬、目前に迫った新婚旅行の準備で、各地でお会いしたい方々にご連絡。できたてのgreenzで、デザインタイドに向けたtreasured trash準備中レポやマガリさんのバーニングマン話など、ステキな方々へコンタクト。そして、10月のREMIXにつながることになるオファー!仕事の依頼でゾクゾクする感じ、重ねていきたいのはその感じ。
9月初旬、出発前、色んな準備が重なり相変わらず徹夜で朝を迎える。企画書を携えながらの旅路、ヨーロッパからみなさんへ出演交渉。何週間ぶりという晴れ間らしく、街には人があふれたデンマークでは、記憶をたどったサワのルーツ・オーフスの旅や、Red Associatesのイアゴの家に遊びに行って、家族の改めて言うまでもないほどのよさ、そしてルイジアナからの立ちすくむほどの風景に心が動いて、初めての街並みがいつのまにかやら思い出の街になっていた。オランダではProefが最大のハイライト!もうすべてがウィットに富んでいて、ここでふたりのソーシャルメディア「Wit」のベースアイデアができあがる。その後Lloydのホテルで正直な語り。アムス移住計画の大幅なプラン変更で、旅路は無事終わりを告げる。
フリーランスや結婚に彩られ、人生の次のステップに差し掛かった2006年もこれからがおもしろいところ。確かな「こうなりたい」という未来を共有できた今、張り切るぞい!




Design Archivesに原稿を執筆しました。
p74 - 勝手に広告(中村至男+佐藤雅彦)の活動