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2008 年 6 月 23 日
LETTER [啓蒙する名言]
聖地の想像力 - 植島啓司
聖地が容易にわれわれの意識を変容させるように、われわれ自身の存在もまた「場所」の意味を次々と変化させうるのである。いつ、どのようにして、そこを訪れたかということーすなわち移動の記憶こそが、聖地には長い年月にわたって折り重なるように堆積しているのである。そして、それを読み取る行為は、そのまま自分自身について知るということにもなるのである。
聖地の想像力—なぜ人は聖地をめざすのか』植島啓司、p182、集英社新書

→「居ながらにして情報が手に入る」のではなく「どこにいても世界中の情報が手に入る」状況としての今、人間の営みとして「移動」こそが本質であると著者は言う。そうして場所場所に散りばめられた所縁としての「移動の記憶」が、呼ばれる感覚啓示のような想像力を引き起こし、その先の再定住の地へと導くのだろう。

Posted by YOSH


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