
"Wit"は、「デザイナーの社会学」をテーマとしたソーシャルリサーチです。
コンセプトは、「デザイン&フィロソフィ」。
いま、21世紀のロジックをめぐる壮大な過渡期にあって、考えなければならないことがたくさんあります。目に触れる、あらゆるアウトプットに直に関わるデザイナーも、今までとはちょっと違った責任と可能性を持ちはじめています。
ウィリアム・モリス、エル・リシツキー、ヴァルター・グロピウスとハンネス・マイヤー。あるいはバックミンスター・フラー、ヴィクター・パパネック、ティボール・カルマン。そしてブルース・マウ、カル・ラスン、アレキサンダー・ゲルマンに至るまで、「デザイナー」という枠をたやすく超えた彼らの共通点は、鋭い時代認識から感じとったバランス感覚とそれを支える確たる思想でした。
アーツ・アンド・クラフツからモダニズムとオーガニックデザインの理想を描き、加速する消費資本主義と対抗しながら自然と共生するサステナブルデザインへ。示唆に富むデザインは、未来をかたちづくりながら力強く社会に問いかけます。そして今、そのようなデザインはどのように可能なのでしょうか。
"Wit"は、デザインとフィロソフィの交わるデザインプロジェクトを横断的にプロットしながら、インタビューやフィールドワークなど社会学的なリサーチを通じて、「考えられたデザイン」をめぐる仮説を検証してゆきます。
思想はとても個人的で、自分の心に触れることしか上手に表現できない前提で、"Wit"は私たちなりに未来を考えてかたちにした結果です。稚拙ながらご覧いただければ幸いです。
1. Insight
インディペンデントなデザイナー像を考える「Independent Designers」、食とデザインの関係を掘り下げる「Food & Design」、デザイナーの倫理的なスタンスにフォーカスする「Ethical Creatives」など、デザインやデザイナーの周辺で、"Wit"が強く関心を持っている研究テーマがInsightです。こちらより、すべてのInsightがご覧いただけます。
2. Research
Insightに基づく仮説を検証するため、素敵なサンプルとなりそうなデザイナーにコンタクト、インタビューやフィールドワークを行い、"Wit"のエントリーとして蓄積しています。例えば「Food & Design」ではオランダ人フードデザイナーのマライヤ(Proef)、「Ethical Creatives」ではサンフランシスコのFuturefarmersへインタビューを行いました。また、横断的なメディアスキャニングやデスクリサーチも並行し、様々なデータを収集、アップデートしています。
3. Study
Researchで得られたデータを分析し、仮説を批判的に検証します。見通しが必ずしも当てはまらない場合は、柔軟に軌道修正を行い、改めてResearchを進めることもあります。興味深い共通点やひときわ目に付いた事例などをグルーピングやコーディングによって整理し、論理的かつ創発的に分析します。
4. Output
Studyによって導き出された結論を、エスノグラフィックなプロジェクトノートとして言語化、視覚化します。ウェブ上だけでなく、年一回発行予定のレポート冊子『Witマガジン』や、「デザイナーの社会学」をテーマとしたイベントなどで、多角的にアウトプットを行う予定です。

YOSH
Creative Director / Design Journalist
Founder of Whynotnotice inc., a thought-provoking creative agency in Tokyo,
"We make stories that far ahead !"
SAWA
Writer / Illustrator
"I travel. I write. I draw. For the world is beautiful."
Now we are in a time of big transition to a entirely new logic, both better and worse, and the role of designers is also changing; we begin to have new possibilities and responsibilities.
We believe design is thought-provoking enough to make the world move forward. "Wit" seeks such exciting cases of "design and philosophy".

