_ Ethical Creatives
Rough Sleepers: Homeless People Meets High-fashion People

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Rough Sleepers


ホームレス×ハイファッション

ロンドンで先ごろオープンした「Rough Sleepers」というセレクトショップが、おしゃれに敏感なロンドンっ子の間でちょっとした話題になっている。そんな話を耳にして早速行ってみると、ハイセンスなブティックだった。ちょっと他のお店と違うところは、「すべての利益は、ホームレスの支援のために使われます」という入り口のメッセージ。「ラフ・スリーパー」とは英語で野宿者のことで、ここはnovasというソーシャルベンチャー(社会貢献を事業の中心とする企業)が運営する、ホームレス支援を目的としたモードなチャリティショップなのだ。


ec_rs_1.jpg カムデン駅から徒歩10分くらい
ec_rs_2.jpg 「すべての利益がホームレス支援に使われる」
そのものズバリ名付けられたこのお店では、Robert Cary-Williams、Dexter Wongといった人気のブランドから、ハンドメイドの小物まで、ハイファッションのアイテムを扱っている。普通に考えたら両極端にありそうな「ホームレス×ハイファッション」という組み合わせの妙!

「当初は普通の商品を売ろうとしていたのですが、新しいアートディレクターから『それではいけない。ハイファッションじゃないとこのプロジェクトは成功しない!』って言い始めて。そこからプロジェクトがスタートしました。」

案内してくれたのは、ロンドンをベースに活動するオオブチソノコさん。Rough Sleepersのインテリアデザインやプロジェクトマネジメントを担当する、バイタリティ溢れる若手の空間デザイナーだ。



「ここにはホームレスの少年が丁寧につくったアクセサリーなども置いてあります。私たちデザイナーが出来ることは、ここに関わることでどこに出しても恥ずかしくないくらいのキャリアになるように、ショップの世界観をつくることなんです。」


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ホームレスの少年ラモーンがつくったジュエリー
今ロンドンは好景気で、路上で寝泊りする人の数は減っているという。それでも本当に大切なのは、社会に復帰する仕組みを考えて、自立を支援することだろう。

Rough Sleepersでは、ただ商品を売るだけでなく、デザイナーや店員として元ホームレスの人を採用していく予定だ。しかも、その指導に当たるのは、元イッセイミヤケのデザイナーや、PRADAの店員など!なんとキム・ジョーンズのワークショップも近々行われるそう。趣旨に賛同した一流のアーティストと社会から一度は疎外された人々が、どんどんつながる場になっていく。


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ショッピングカートが映し出すアイロニー
「インテリアはショッピングカートをイメージしてデザインしました。カートは、私たちが消費するときに使うもの。でも同時に、ホームレスが荷物を運ぶ必需品でもある。そこに皮肉を感じ、その違いを表現したんです。

私自身もこの仕事をきっかけに、世界が広がりました。ここで服を買うことで、人や街の見方が変わって、新しいつながりが生まれたら最高ですね!」

ファッションやトレンドは、時に過剰な消費活動とすれすれの所にある。思うところもなく、ただ買ってお終いってこともしばしばあるだろう。だからこそアイコニックでアイロニカルなデザインは、社会との接点を何となく感じさせながら、ショッピングという経験にまた豊かな意味を与えてくれたのだ。

(初出:WebDesigning 2007年7月号)

English will be here soon!

Posted by YOSH | TrackBack , , , ,






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