_ Ethical Creatives
WayShapeForm: Designer as an Author

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WayShapeForm


デザイナーがAuthorになる

僕がWayShapeFormのことを知ったのは、いつものデザインポータルだった。「グラフィックデザインをすることは、人と出会ういい機会」というポジティブなステートメントも気になりつつ、何よりそのポートフォリオにときめいた。

周りの仲間のアートブック、大学のエキシビジョンのプログラムなど、決して名のあるクライアントではないかもしれない。だが、彼らのつくる本はどれも抜けたように美しいのだ。社会問題をテーマとしたラディカルな自費出版本は、アワードまで受賞している。

デザインという自分たちの職能への確たる意思を感じたこと、それが彼らにコンタクトした理由である。


ec_wsf_1.jpg ブッシュの政策を告発する「Blind Eye」
ec_wsf_2.jpg 詩を詠み、魚を描くアーティストの作品集
ダウンタウンの自宅を訪ねる。笑顔で迎えてくれたのはマットとリバーのふたりだ。ロサンゼルスのアートスクール卒業後にサンフランシスコでインハウスのデザイナーとして活動している。

「WayShapeForm」は学生の頃から続くふたりのライフワークだ。これ以上なくユニバーサルな言葉をつなげたときの印象的な響き。その名前の由来を尋ねると、リバーはこう言った。


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WayShapeFormのリバー(左)とマット(右)
「抽象的なアイデアをアウトプットするとき、そこには無限の可能性がある。その広がりとオープンネスを表現したかったの。WAY / SHAPE / FORMって、何かを『カタチ』にしようとするときに必ず出てくる単語よね。それをしっかり考え抜けることが、デザイナーの力なんだと思うわ。」

デザイナーとしての方法や形へのこだわり。

ブッシュが再選したときに「カナダへの移住も本気で考えた」という彼らが出版したのは、『OPT OUT(抜け出そう)』というビジュアルブックだった。アメリカに暮らすからからこそ、アメリカのあり方についての正直な意見を自ら綴った、速攻のエディトリアルデザイン。

はじめは身の回りだけで配っていたものがいつしか広まって、PDFでもダウンロードできるようにした。結果、共感した見ず知らずの人からも反響がくるようになったという。つくりあげたカタチ=デザインが、実際に人をつなげたのだ。


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ふたりのデスク
このプロジェクトにおいて、彼らはデザインはもちろん編集から執筆までやりきった。「それって、いわゆる“デザイナー”の枠を超えてるよね。」と僕が突っ込むと、リバーは笑ってこう答えた。

「そうかもね。でも、『デザイナーがAuthorになる』ことも大切だと思う。それは、私たちのデザインフィロソフィでもあるわ。」

リバーが今コンタクトをとっているのは、米軍が高校でリクルートを行っていることに反対し、多くの若者を入隊ではない将来(学問、就職など)へ導こうとするローカルな活動「HOPE(High school and college Outreach Peace Education)」だ。WayShapeFormによる行動を起こすデザインは、今なお継続中である。

(初出:WebDesigning 2007年6月号)

English will be here soon!

Posted by YOSH | TrackBack , , ,






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