_ Shop with Stories
Toiles.rui: materials for the unseen-story
トワル.rui
「世界」がもしも「地球」と同義語でなく、人々の想像力を指すのだとしたら、この星にはどれほどの世界が存在するんだろう。「また、新しい世界に来た。」『トワル.rui』の扉を開けた瞬間、そう思った。
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INSIGHTS, _ Shop with Stories
【Shop with Stories】
shop
-noun 小売店、小規模商店
-verb 買い物をする
SHOPというコトバは、「店」という名詞であり、「買う」という動詞でもある。
世界中どこにいても、クレジットカードさえあればモノを購入できる今、私たちはいったい何を「買って」いるんだろう?ロンドンにあって東京にないものなどもはや存在しない。「ここにしかないもの」というのは、作為的に価値を付加するのでなければ、存在しなくなってしまった。
旅をしていると、誰でも一度は考えたことがあるはずだ。自分が生きるのに必要なものなど、この小さなスーツケース一つに入る量で十分なのだと。それでも私たちは日々購入を繰り返す。
どうか批判的な意味にはとらえないでほしい。ショッピングは社会にとって重要な経済活動でもあるし、まず何よりも楽しい。だけど大量生産のコピー物を無作為に買いまくる時代は過ぎた。私たちはみんな、商品の「価値」について、以前よりもずっと、考えて買い物するようになってきている。今私たちは「買う」という行為になにを求めているんだろう?いったいどんな店が、その舞台としてふさわしいのだろうか?
このテーマのもと、私たちは、消費の舞台となる「ショップ」、そしてそのショップを“デザイン”する人としての「ショップ・ディレクター」に注目してみることにした。私たちの仮定するいいショップの条件とは、ディレクター(店主)がセレクトした商品それぞれの背後に、「物語」が隠れている、と感じさせてくれること。
今の消費社会の中で、作り手と私たち使い手はコミュニケーションしているはずなのに、その間をつなぐ物語は断絶している。商品が生まれた背景、作り手の思い、そんなたくさんの「物語」を、「店」という空間を通して、また別の人へ手渡ししていく。そんな「伝え手」が、ショップディレクターの役割ではないか。ディレクターは、あたかも寓話集を編集するように、物語を持った「商品」を集め、コミュニケーションの「場」をデザインする。人々は新しい「物語」、新しい「世界」を求めて、そこに集まってくる。
そんな仮説を立証するために、世界中の都市で、私たちから見て素敵なショップを持つディレクターの方々にインタビューを行っていく。
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